こんにちは〜、不快指数バリバリの41歳、茂田です〜(^^;)。
今週もさわやかにFileMaker 8.5の話題をお届けします♪。
8.5の英語版は、下記にて30日限定の試用版が配布されているから、まずは試してみよう。
・FileMaker Pro 8.5英語版30日トライアル
< http://www.filemakertrial.com/nskto/form/entry.aspx
>
今週もさわやかにFileMaker 8.5の話題をお届けします♪。
8.5の英語版は、下記にて30日限定の試用版が配布されているから、まずは試してみよう。
・FileMaker Pro 8.5英語版30日トライアル
< http://www.filemakertrial.com/nskto/form/entry.aspx
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●タブコントロールをスクリプトで切り替える
FileMaker 8での目玉的機能だった「タブコントロール」のおかげで、ひとつのレイアウト内にタブを配置することで、画面がより広く使えるようになった。しかし8では、このタブを切り替えるスクリプトがなかった。そこで各タブ上にフィールドを配置し、そこに対して「フィールドへ移動」スクリプトを実行するという裏技を駆使する必要があり、ちょっと面倒ではあった。
8.5では、この為のスクリプトステップが追加された。それは「Go to Object」である。8.5から、レイアウト上のオブジェクトひとつひとつに名前を付けられるようになったが、タブコントロールでは個々のタブごとに別の名が付く。そして、その名を「Go to Object」で指定するだけでタブの切り替えができるのだ。
ちょっとわかりにくいかもしれないので、下記にサンプルを用意したから、試してみてほしい。
・サンプルファイル(8.5で開いてください)
< http://recrear.jp/download/TabControl.zip
>
●リレーション先の特定データを取り出す「List関数」
データベースを作っていると、リレーションでの関連レコードに対して順番に処理をしたり、リレーションにマッチする上位3つを取り出す、といったことが必要になることが多い。
しかし、いままではこうした機能はなく、計算式内でリレーション先フィールドを指定した場合は、一番最初にマッチするレコードから値を持ってきていた。よって、n番めにマッチする値を取り出したい場合は、以下のような手法を使っていた。
1)リレーションのソート順を指定する手法
2)GetNthRecord関数を使用する手法
3)スクリプトでフィールド値をふって、それでリレーションを取る手法
4)関連レコードの値を値一覧にして、ValueListItems関数で取得する手法
この中では4)の手法が、値をまとめて改行区切りテキストとして得られるという点で実用性が高く、GetValue関数などで任意のn番目のリレーションが取得できるなどから、プロの間では常套手段となっていた。
しかし8.5からは、こうした裏技は不要になり、List関数でフィールド名を指定するだけで値が取得できるようになった。これはわかりやすくて便利だ。List関数の引き数はフィールド名だけで、リレーションフィールドをひとつ指定した場合は、マッチする値すべてを改行区切りで返す。
また引き数として複数のフィールドを指定することもでき、その場合は指定したフィールドに含まれる値を改行区切りで返す。リレーションフィールドを複数配置した場合は、最初にマッチするレコードの値だけが返される。
●新設された関数・スクリプトのまとめ
FileMaker 8→8.5で新設されたものは下記のとおり。Get( )という名の取得関数やスクリプトステップ名は、日本語版では別のものになる。
・関数
List … リレーションにマッチするすべての値を改行区切りで返す
LayoutObjectNames … 指定レイアウトに含まれるオブジェクトの名前を返す
Get(ActiveLayoutObjectName) … 現在アクティブになっているオブジェクトの名を返す
GetLayoutObjectAttribute … 指定したオブジェクトの状態について、さまざまな値を返す。引数の指定が結構複雑
GetAsURLEncoded … テキストをURLエンコードして返す
・スクリプトステップ
Go to Object … 指定した名のオブジェクトに移動する
●FileMakerラーニングセンター
FileMakerの機能を学べる「ラーニングセンター」というものができた。File Makerのメニューからも飛べるが、下記ページを開いても閲覧可能。
< http://filemaker.com/eight_five/learning/
>
●FileMaker 8.5の新機能は「recrear.jp」で!
FileMaker 8.5の新機能は、僕の所属する有限会社レクレアルのサイトでご紹介しているので、こちらもみてほしい。
< http://recrear.jp/
>
■『FileMaker Fun Night! AppleStore銀座』8月26日(土)18:00〜19:00
< http://www.sevensdoor.com/event.html
>
「夏休みデベコン報告Special!」
フロリダで開催のFileMaker Developer Conferenceに参加したsevensdoorメンバーが、帰国直後のレポートを致します。Tipsコーナー、デベコン土産プレゼントなども盛り沢山!
【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webコンサルタント/プランナー & FileMakerデータベースデザイナー。
梅雨空の間隙を縫って、一家で海に行った。日頃の行ないが神様にご評価いただいたのか、曇り後晴れだった。しかし帰路は、日頃の行ないが神様にバレたのか、濃霧で視界10mの山道を運転する羽目になった。
[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
< http://www.amonita.com/
>
[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
< http://www.recrear.jp/
>
[Max_blog —“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
< http://www.maxwald.co.jp/
>
[mixi —“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
< http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983
>

FileMaker 8での目玉的機能だった「タブコントロール」のおかげで、ひとつのレイアウト内にタブを配置することで、画面がより広く使えるようになった。しかし8では、このタブを切り替えるスクリプトがなかった。そこで各タブ上にフィールドを配置し、そこに対して「フィールドへ移動」スクリプトを実行するという裏技を駆使する必要があり、ちょっと面倒ではあった。
8.5では、この為のスクリプトステップが追加された。それは「Go to Object」である。8.5から、レイアウト上のオブジェクトひとつひとつに名前を付けられるようになったが、タブコントロールでは個々のタブごとに別の名が付く。そして、その名を「Go to Object」で指定するだけでタブの切り替えができるのだ。
ちょっとわかりにくいかもしれないので、下記にサンプルを用意したから、試してみてほしい。
・サンプルファイル(8.5で開いてください)
< http://recrear.jp/download/TabControl.zip
>
●リレーション先の特定データを取り出す「List関数」
データベースを作っていると、リレーションでの関連レコードに対して順番に処理をしたり、リレーションにマッチする上位3つを取り出す、といったことが必要になることが多い。
しかし、いままではこうした機能はなく、計算式内でリレーション先フィールドを指定した場合は、一番最初にマッチするレコードから値を持ってきていた。よって、n番めにマッチする値を取り出したい場合は、以下のような手法を使っていた。
1)リレーションのソート順を指定する手法
2)GetNthRecord関数を使用する手法
3)スクリプトでフィールド値をふって、それでリレーションを取る手法
4)関連レコードの値を値一覧にして、ValueListItems関数で取得する手法
この中では4)の手法が、値をまとめて改行区切りテキストとして得られるという点で実用性が高く、GetValue関数などで任意のn番目のリレーションが取得できるなどから、プロの間では常套手段となっていた。
しかし8.5からは、こうした裏技は不要になり、List関数でフィールド名を指定するだけで値が取得できるようになった。これはわかりやすくて便利だ。List関数の引き数はフィールド名だけで、リレーションフィールドをひとつ指定した場合は、マッチする値すべてを改行区切りで返す。
また引き数として複数のフィールドを指定することもでき、その場合は指定したフィールドに含まれる値を改行区切りで返す。リレーションフィールドを複数配置した場合は、最初にマッチするレコードの値だけが返される。
●新設された関数・スクリプトのまとめ
FileMaker 8→8.5で新設されたものは下記のとおり。Get( )という名の取得関数やスクリプトステップ名は、日本語版では別のものになる。
・関数
List … リレーションにマッチするすべての値を改行区切りで返す
LayoutObjectNames … 指定レイアウトに含まれるオブジェクトの名前を返す
Get(ActiveLayoutObjectName) … 現在アクティブになっているオブジェクトの名を返す
GetLayoutObjectAttribute … 指定したオブジェクトの状態について、さまざまな値を返す。引数の指定が結構複雑
GetAsURLEncoded … テキストをURLエンコードして返す
・スクリプトステップ
Go to Object … 指定した名のオブジェクトに移動する
●FileMakerラーニングセンター
FileMakerの機能を学べる「ラーニングセンター」というものができた。File Makerのメニューからも飛べるが、下記ページを開いても閲覧可能。
< http://filemaker.com/eight_five/learning/
>
●FileMaker 8.5の新機能は「recrear.jp」で!
FileMaker 8.5の新機能は、僕の所属する有限会社レクレアルのサイトでご紹介しているので、こちらもみてほしい。
< http://recrear.jp/
>
■『FileMaker Fun Night! AppleStore銀座』8月26日(土)18:00〜19:00
< http://www.sevensdoor.com/event.html
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「夏休みデベコン報告Special!」
フロリダで開催のFileMaker Developer Conferenceに参加したsevensdoorメンバーが、帰国直後のレポートを致します。Tipsコーナー、デベコン土産プレゼントなども盛り沢山!
【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webコンサルタント/プランナー & FileMakerデータベースデザイナー。
梅雨空の間隙を縫って、一家で海に行った。日頃の行ないが神様にご評価いただいたのか、曇り後晴れだった。しかし帰路は、日頃の行ないが神様にバレたのか、濃霧で視界10mの山道を運転する羽目になった。
[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
< http://www.amonita.com/
>
[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
< http://www.recrear.jp/
>
[Max_blog —“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
< http://www.maxwald.co.jp/
>
[mixi —“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
< http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983
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- ファイルメーカーPro関数・スクリプト事典 Ver.3.0~7.0対応―知りたい機能がすぐわかる
- 茂田 カツノリ
- ラトルズ 2004-09
- おすすめ平均
数ある解説本の中で一押しです
by G-Tools , 2006/07/27