LIFE is 日々一歩(40)[コラム]講師業こうしたらもっとよくなる10ポイント/森 和恵

投稿:  著者:  読了時間:7分(本文:約3,100文字)



こんにちは! 森和恵です。今日、11月7日は「立冬」の日。気温がぐっと下がり、冬の訪れを感じます。そして、「鍋の日」でもあるんだそうですよ。今夜は、鍋に昆布をひいて暖かい水炊きなんかいいですね。

さてさて。今回は、講師業でやるべき、あるある集を10個紹介しますね。

●「教え方」をテーマに、生放送

隔週水曜日に“はざくみ&もりかずの見切り発車でいこか〜”というインターネット生放送をしています。

かねてから、一度はやりたいと思っていたのですが、この水曜日に「教え方」をテーマにお伝えする予定です。

「どうしたら、相手に届く教え方ができるか」ということを二人で話そうかと思います。私は講師の立場から話し、それを受けてお相手のはざくみさんが感じたことをお聞きします。

今回のコラムを読んで、もしご興味わきましたら、11月9日(水)22時より下記URLをご覧ください。


また、事前告知などの情報だしにFacebookグループを立ち上げています。誰でもメンバーになれますので「グループ参加」をポチッとしてご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/1486142235048766/




●講師がしなきゃいけない、あるある集を10個

わたしの主なお仕事は講師です。インストラクターの資格を持っていたりしますので、後輩に指導したりもしました。自分が勉強したいのもあり、いろいろなセミナーに積極的に参加しています。

他の方の講義を拝聴し、「こうしたらもっとよくなるのに!」と思うこともあります。

書きためたメモの中から、あるあるを10個まとめてみました。

1・最初の挨拶とお辞儀、館内案内、最初のつかみ話が必要。顔はできるだけ受講生に向ける。

2・自然と尊敬されるような、立ち居振る舞い。えがお、雰囲気、言葉遣いで、印象よく。

3・冒頭に、今日のゴールをえがく。「こういうことができるようになりましょう!」が大事。

4・講義の台本を作っておく。終わりに重要なものを持ってこない。

5・何に役立つか?→説明→経験則に基づく“こうするべし”という答えを導く。

6・画面が、いまどうなっているか? どこまで話しているかの経過をきちんと表す、言う。

7・これ、あれ、指示語の使い方。声のトーン(抑揚)でメリハリをつける。

8・スケジュールを冒頭に示しあわせる。途中で「あと少し。これだけやるね」と経過報告も。

9・ひとつ話を終えるたびに、一呼吸おいて区切りをつける。迷っている&腑に落ちてない人がいないか?

10・質問をしやすい環境を作る。全体で質問を聞くことも大事だが、後からでもいいよとつけたすこと。

●“好印象”をかもしだすことは大切

講師は先生と呼ばれて、偉い職業だと思われがちですが、私は接客業だと思っています。

わたしは、社会人向けの一日セミナーを担当しているので、受講される方と接するのはわずかな時間です。短い時間でいかに効果が上げられる授業を提供できるのかと思うと、やはり接客業だと思うのです。

授業の冒頭で、受講生の心をつかんで安心していただくためにも、“好印象”であることの努力はかかせません。

あるある集「1と2」は、そんな気持ちからきたものです。

授業が始まってすぐの冒頭紹介で「この教室・この先生なら安心して気持ちをゆだねられるな」と思っていただくように努力します。

そして「3」。今日のゴールを明確にして、みんなでそれに向かって進もう!とモチベーションを明確にすることで、参加者全員を巻き込んで味方につけることが大切です。

冒頭でこのつかみがしっかりできていると、自然と授業は進めやすくなります。

●伝えることをしっかりと

もちろん、伝える内容がしっかりと固まっていて、伝え方を間違えないことが何よりも大切です。この部分は、簡単に答えがでません。何度も授業を繰り返し進める中で、繰り返し改善をしています。

あるある集「4と5」は、伝える内容をしっかりと固めるために大切なことです。

セミナーを企画するときには、必ず学習の目標を決めます。これは、先ほどのゴールですね。それに向かって、どんなことを学ぶ必要があるのかという枝葉の部分を考えます。これが台本です。

私が台本を作る時は、「実際に現場で役立つのか?」「自分が初めてそれを学んだときの気持ち・つまずいたところ」を大切にしながら作ります。

行き当たりばったりに、考えなしに、教えることをただ並べるだけでは、聞いている方も左から右へと抜けていきます。ストーリーの山と谷が大切です。順番に聞いてもらって「あ! なるほど!」と感じて、学んだことがストンと心に落ちていくように台本を考えます。

あるある集「6と7」は、伝え方を間違えず、正しく相手に伝わるために大切なことです。

講師が描いた台本が、自分の頭に入っていないと、伝え方にミスが生じます。話す順番を間違えたり、抜けたり、画面の操作を誤ったり……。

講師は、みんなを導く船頭のような存在ですから、右往左往して迷うことは許されません。

準備していても間違った場合は、「すみません。いま間違えました」と状況を明確に報告し、間違ったところまで説明しながら戻り、再度スタートすることが大切です。

そこをうやむやにしてしまうと、聞いている方に「いま何が起こってるの?」と戸惑いが生じてしまい、それが続くと迷子が続出し、収拾がつかなくなってしまいます。

話し方とボディランゲージで、受講生の方をうまく導き、きちんとストーリーを追いかけてもらえることを心がけています。

●最後に“相手の状況”を確認

あるある集「8・9・10」は、聞いている受講生の方の状況を確認する項目です。

短い時間とはいえ、受講される方は数時間のあいだ自由を奪われてしまいますので、ひとりよがりで進めてしまわないように、いま皆はどんな様子かな? と気にかけることが大切です。

一番大事なのが、休憩のタイミングです。仕事場に緊急の連絡をしなくてはいけない、お手洗いに行きたい……など、いろいろな事情が予想されます。

「あと何分で休憩」という心づもりを教室全体でしておくことは、みなさんに落ち着いて受講していただくために必要です。

次に大事なのが、質問のタイミングです。「質問はありますか?」と問いかけても、ほとんどの場合、返ってはきません。ですが、「また後からでも休憩時間でも質問いいですよ」と添えることで、質問してもよい前向きな雰囲気がうまれます。

伝えることを相手に正しく伝えるために、こういうコミュニケーションはとても大切です。

……と。まだまだお話したいことはありますがこの辺までにしておきます。

今回読んでいただいて、講師のお仕事に興味がわいた方は、ぜひ水曜日の放送を聞いてくださいませ。お待ちしております。

さて次回は、先日リリースされた Adobe CC2017の話題をまとめます。今週・来週は、情報のまとめにかかりっきりです。では!お風邪など召しませぬよう、ご自愛ください(^^)


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