こんにちは! 森和恵です。ひそかに楽しみにしている『しいたけ占い』の下半期が公開されました。
https://voguegirl.jp/horoscope/shitake2017-h2/
魚座の私のキーワードは「エゴイストになる」だそうです。新しい自分になるために、欲望に忠実に進めばいい、むしろ進め! というアドバイスがありました。自分の思いとちょうどシンクロする部分があり、考えさせられました。
さてさて。今回は、予定を変更してアニメ話をします。季節ごとに綴って来たのですが、この春を飛ばしてしまっていたことに気づきました(汗)
ちなみに、前回は、2017年冬アニメの話でした。
https://bn.dgcr.com/archives/20161219140100.html
●2017年 冬&春アニメの感想
今年の冬&春は、わたし好みの大作がないシーズンでした。ということもあり、「消化試合」的な格好でアニメを流し観る日々でもありました。
……まぁ、そう言いつつも週に10本近くは見ているのですけれど。
冬からと春から二本づつ、ベストなものをあげてみました。思い返すと、三本がA-1 Picturesさんの作品となりました。原作がついている、女子が可愛い作品を作らせたら、ピカイチですね!
【青の祓魔師 京都不浄王篇】
http://www.ao-ex.com/
福山潤さんのファンで、青エクを観ています。アニメ派なので、原作漫画は読まないようにしていたので、今回初めて続きを観ることができて、とても楽しかったです。
父親との関係性、兄と弟の関係性が随所でクローズアップされているお話でした。家族愛をテーマにしているなと感じられました。
祓魔師(エクソシスト)のお話なので、魔王やら術やら化け物やらが出てきて、戦闘シーンもエグイ描写もおおいこの作品ですが、家族愛に心打たれて、何度も泣いてしまいました。
実に六年ぶりの二期放映でしたが、今回も楽しめました。原作も続いていることなので、三期を期待しつつ待ちたいと思います!
【小林さんちのメイドラゴン】
http://maidragon.jp/
最初、まったくフォローしていなかったのですが、お友だちに面白そうだよとうわさを聞き、京都アニメーション制作だと知って観ることにしました(ついでに言うと、最近一推しの声優・中村悠一さんがでると知ったのもあります)。
……いやはや。泣かされました。びっくりしました。女の子(ドラゴン?)が可愛くて、「キャッキャうふふ」なアニメだろうと予想していただけに、驚きです。
主人公たち二人の心の成長物語でした。みんなが、それぞれの立場で思うところがあり、生きにくくても、信念を曲げずに賢明に、柔軟に、しなやかに生きている……ということが伝わるアニメでした。
【エロマンガ先生】
http://eromanga-sensei.com/
かんざきひろ先生の描く、透明感で柔らかそうな女の子の絵が好きで、観ることにしました。現在11話までみていますが、テンポよく、可愛く、「キャッキャうふふ」アニメの王道して、とても穏やかな気持ちでみることができます。
タイトルに反して、エロ成分はかなり薄く、変わりに、兄弟愛(?)とか、クリエイター魂の若い潔さとかをみることができます。
ご飯を食べながら、ぼーっと干渉するのにとてもよかったです。あ。これ、褒め言葉ですよ。こういうアニメも必要なんです。全部が全部、息が苦しくなるほど熱い作品ばかりだと疲れてしまいますよね。
【冴えない彼女の育てかた♭】
http://www.saenai.tv/
こちらは二期もの。前期も楽しくみましたが、「キャッキャうふふ」アニメの王道でした。今回もそうだろうなーと思ってみていたら……これが、意外にシリアス展開で驚きました。
公式サイトのトップ絵も、なんとなくシリアスな感じになっていますね。
深崎暮人さんの描く、はかなげで可憐な女性が好きでみることにしました。Wikiには、美樹本晴彦さんの絵に影響を受け、とありました。なるほど、色使いとかハイライトの質感の傾向が似ている気がしますね。
今回のシリアス展開は、どこか陰を感じさせる憂いのあるキャラクターのイメージとぴったり合っていて、とても楽しめます。現在11話までみていますが、次回の最終回のたたみ方が楽しみです。
●2017年、夏アニメ何を見る?
先日発表がありましたが、秋から「おそ松さん」と「血界戦線」の二期が予定
されているので、時間とお金を温存するために、夏は動きません! 宣言をし
ています。秋までひたすら仕事します。
とはいえ、まったくみないわけでもなく、二期ものを中心に下記をみるつもり
です。
【僕のヒーローアカデミア】
http://heroaca.com/
この春から連続二クール。いわゆるジャンプの王道を行く、主人公と仲間たちの成長物語です。ストーリー展開も早く、飽きの来ない作品だと思います。
最初はあんまり好みじゃなかったけど、話が進むにつれ、爆豪くんと轟くんのかわいさにメロメロしてきました。
【時間の支配者】
http://chronosruler.jp/
今期の福山潤さん枠。ひさしぶりに二枚目の少年(?)の役を演じてくれそうで、楽しみにしています。ストーリーとキャラクターの感じに、いまひとつ好みじゃない感があるのですが、とりあえずみてみようかなと思います。
【終物語】
http://www.monogatari-series.com/owarimonogatari/
今期のシャフト枠。化物語シリーズの完結編(?)です。原作の西尾維新さんの大ファンで、シャフトさんも大ファンなので、もちろんみます。西尾維新×シャフトのコラボは、お互いが全力で「っぽさ」を醸し出してくれるので、ワクワクしますね。
ちなみに、まよいちゃんが好きなので「まよいヘル」の話が一推しです。泣くかな? 泣くよね!
【NEW GAME!!】
http://newgame-anime.com/
待ちました。二期です。ゲーム会社の日々の日常を綴る、「キャッキャうふふ」アニメです。お仕事アニメでは、動画工房さんの名前がやはりでてきますね。
安心してゆるっとみることができ、クリエイターさんの信念が垣間見られて、思わず私も仕事を頑張ろうと襟を正させてくれる作品になると思います。
【DIVE!!】
http://www.dive-anime.com/
今期の、中村悠一さん枠です。杉田さんもでるので、ひさしぶりの磁石コンビを楽しめそうです。男子飛び込みをあつかった、スポーツものです。ほんとは、スポーツものが苦手なのですが、これだけの豪華声優陣なら、みないとね。
【ナナマル サンバツ】
http://7o3x.com/
めずらしい「クイズ」をあつかったスポーツ(?)漫画です。そう、クイズはスポーツなのです。昔懐かしのアメリカ横断ウルトラクイズを想定して下さい。原作漫画がとても好きで、アニメ化をずーっと心待ちにしていました!
【最遊記RELOAD BLAST】
http://saiyuki-rb.jp/
聞いたとき、耳を疑いました。長生きするものですね。あの最遊記が、再びアニメに帰ってきます。原作も読んでいますが、峰倉かずやさんの漫画というか、生き様にあこがれます。
キャラクター的には、沙悟浄&捲簾大将派です。一見チャラいけど、信念のある男って大好きです。昔からのファンの方がいらっしゃったら、一緒に楽しみましょう!
【異世界食堂】
http://isekai-shokudo.com/
今回のなんとなく気になる枠です。プロモーションビデオとイントロダクションストーリーをみて加えました。グルメ枠だそうですが、どうやらそれだけではなさそうな……。わたし、気になります。
……ということで、今回はここまで。次回は、未定です。バタバタと忙しいのが続いたので、身の回りを整えてから考えます。ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)
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いろいろあって、講座の日程のお伝えができませんでしたが、ようやく8月までスケジュールが確定しました。ぜひ。
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編集後記(06/20)
●またまた古い古い映画「グランド・ホテル」を見た(1932/アメリカ)。第5回アカデミー賞の最優秀作品賞受賞作である。複数の人が「グランド・ホテル」という舞台で見せる人生模様を同時進行で描いたもので、この斬新なスタイルが舞台を変えて様々な主題で映画作品が生まれ、今では珍しいものではない。
淀川長治総監修「世界クラシック名画100撰集」の解説によれば、MGMの最高のスター二人が初めて顔を会わせた時に、ジョーン・クロフォードが先に挨拶すると、グレタ・ガルボが「ご苦労さん」と言った。自分と同じランキングのスターだと思っていたジョーン・クロフォードは、その場はともかく激しく怒る。
すっかりへそを曲げた彼女はこの映画に出ないと言うが、MGMは既に二人共演のポスターなどを製作済み。なんとかなだめて共演となったが、現場で顔を合わせることは一切なかった。二人とも相手の出演場面のフィルムを見て、自分の演技を考えた。そのため、映画では二人が一緒のシーンはひとつもない。
そこに男三人が加わり五人が主人公になる。かつての名バレリーナで今は落ち目のグルシンスカヤ(グレタ・ガルボ)、会社のヤバイ状態を合併で切り抜けを狙うプライシング、偶々彼に雇われた速記者フレムヘン(ジョーン・クロフォード)、自称男爵で借金苦の色男フォン・ガイゲルン、プライシングの会社の経理係だったが馘首され、思い出作りにホテルに来た老人クリンゲライン。
85年前の映画である。名前だけ知っているのがグレタ・ガルボ、その他はまったく知らないスターばかりだ。淀川長治の説明では「ジョーン・クロフォードは、もうなんともしれん、夜会の花形になって出て来る役ですね」といい加減なことをいうが、金欠で現実的だが根はやさしい&優雅な役は素敵だった。
わたしはたくさんの人が出てくる映画が苦手だ(小説でもそうだけど)。誰がどんな役だか分からなくなる。「桐島、部活やめるってよ」なんかもめんどうくさかった。そのうえ声が聞き取れず、字幕に気がつかなかったら途中で止めていた。「グランド・ホテル」の五人は最後までトレースできたからよかった。
凋落のバレリーナは最後に上昇したはずだが、悲しい事実を知らない。結局、身の回り以外は男爵とだけのふれあいで、他の三人とは無関係。モテモテの速記者はバレリーナとだけは無関係。この程度の人間関係だったらさすがのわたしでもよくわかる。でも、大女優二人の本当の共演がなかったのが惜しい。
大女優はたしかに素敵だったが、どんな顔だったか既に記憶にない。もっと素敵だったのが自称「男爵」じつは泥棒のフォン・ガイゲルン(ジョン・バリモア)だった。なんというキザで気配りの魅力的なキャラクターだ。といいつつ、どんな顔だったか既に記憶にない。あ、けっきょく誰も覚えていないや。嗚呼。(柴田)
「グランド・ホテル」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00A7671AO/dgcrcom-22/
●ヒロアカ大好き! 7月からは「ボールルームへようこそ」も見る予定。/先日の宝塚の「グランドホテル」、グルーシンスカヤ(グルシンスカヤ)のスターぶり、心の動き、衝動が素晴らしく、それがラストに心に突き刺さった。
/ダイエット続き。Apple Watch(AW)。ネットで検索すると、買った人たちの評判は芳しくなく、使い道がないと嘆く人までいた。
発売してすぐにお店で試着させてもらった時は、ゴツいし大きいし似合わないしで、通知だけのために、こんな大きなのをずっとつけているのもなぁ、文字も見にくいしなぁと興味をなくした。
GPSとApple Payがついた防水Series 2で興味を取り戻したが、必需品とは思えなかった。利用者の「ここがいい」とか「このアプリがいい」を読んでも、iPhoneあるしなぁで終わり。これにお金を使うぐらいなら他のに使いたいと思った。続く。 (hammer.mule)
ボールルームへようこそ
http://ballroom-official.jp/
グランドホテル
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/grandhotel/