コラム掲載時にはもう終わってしまって残念だけれど、表参道ヒルズの期間限定ショップ『Tweety Boutique Tokyo』に行ってきた。あのルーニー・チューンズの黄色いカナリア、トゥイーティーをテーマにしたブティック。ワイドショーでもやっていましたね。私はトゥイーティーが大好きなので、寒いけれど出かけなければならなかったのだ。
< http://wwws.warnerbros.co.jp/characters/
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表参道ヒルズについてみると、そこは黄色くてハデなディスプレイ。トゥイーティーをモチーフにした洋服やバッグ、アクセサリーがたくさん揃っていて多くの人で賑わっていた。トゥイーティーを使ったファションブランドと言うとD&Gやブラッチャリーニは知っていたけれど、シンプルな色やデザインはモードなイメージにも合うみたい。私が買ったのはトゥイーティー柄の爪ヤスリ。たぶん一番安い(笑)。
どうも小さい頃に黄色くて黒い目のインコを飼っていたから、黄色い鳥のキャラクターが好きになったようだ。
< http://wwws.warnerbros.co.jp/characters/
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表参道ヒルズについてみると、そこは黄色くてハデなディスプレイ。トゥイーティーをモチーフにした洋服やバッグ、アクセサリーがたくさん揃っていて多くの人で賑わっていた。トゥイーティーを使ったファションブランドと言うとD&Gやブラッチャリーニは知っていたけれど、シンプルな色やデザインはモードなイメージにも合うみたい。私が買ったのはトゥイーティー柄の爪ヤスリ。たぶん一番安い(笑)。
どうも小さい頃に黄色くて黒い目のインコを飼っていたから、黄色い鳥のキャラクターが好きになったようだ。
トゥイーティーの他にもリラックマの「キイロイトリ」のグッズもたくさん持っているし、チキンラーメンの「ひよこちゃん」の限定マグカップもある。カップは今はだんなさんのお気に入りのようなので譲ろう。
< http://www.san-x.co.jp/relaxuma/top.html
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< http://www.chikinramen.com/island.html
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他の黄色いキャラクターよりもトゥイーティーの方が私の思い入れが強い理由は、やっぱりアニメーションの素晴らしさだと思う。軽快な音楽で始まるワーナーの昔懐かしいアニメだ。今はいわゆる1コインDVDで500円(税抜)で手に入る「だいすき! トゥイーティー」シリーズが安くておすすめ。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BI57I/dgcrcom-22/
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トゥイーティーのアニメは一話が短いので気分転換に最適。ほとんどのストーリーは「追いかけっこ」にもつれこんで進む。トゥイーティーが楽しんでいると、白黒の猫のシルベスターが食べてやろうと狙って近づく。それにトゥイーティーが気づく時に「見た? 見た? ねこたん!」と言うのが合言葉のようでかわいくて最高。「わうい(悪い)ねこたん!」と言う時もあり。
私はほとんどの英語の映画は英語音声、日本語字幕で見るけれど、これだけは日本語吹き替え音声の方が楽しい。トゥイーティーは男の子設定なので本来の英語音声だと、かなり声が低くてイメージと違う感じ。日本語版では声優のこおろぎさとみ氏の子供っぽくて独特の声がなんともかわいくてぴったりなのだ。
トゥイーティーとシルベスタは住んでいる場所も、シチュエーションも話ごとに全て違う。ある時はトゥイーティーは木の上に住んでいたり、おばあさんに飼われていたりする。鳥と猫の関係が、赤ずきんちゃんとオオカミに当てはめられていたり、時には戦場が舞台だったりするのだ。
例えば「だいすき! トゥイーティー 変身しよう!編」に入っている“戦場のメッセンジャー”の回ではトゥイーティーは戦場の伝書鳩の役目を担っていたりする(飛ばずに歩くのだけれど)。
どんな時代、場面であってもトゥイーティーの世界は成立してしまうのかと驚く。そして結局はどの話でも必ず追いかけっこだ。アニメのなめらかさや、スピード感のある切りかえしの連続に引き込まれる。DVD一本にいくつかのストーリーが入っているけれど、気分転換のつもりがついつい続けて何話も見てしまう。同じパターンのアニメなのに、どうしてこうも見てしまうのだろう。
麻薬性があるようなその魅力の秘密はきっと、想像を超える手法で行われるトゥイーティーの打率の高い反撃だ。
シルベスターがトゥイーティーに忍び寄る方法は見ている者にも容易に想像がつく。「あぁ、なるほどね」と思って見ていると、とっくにそれに気づいているトゥイーティーが、シルベスターも見ている者も思いつかないような方法で攻撃を繰り出すのだ。
きっとトゥイーティーを狙うシルベスターの視線は見ている私たちと同じで、賢いトゥイーティーの発想はそれを軽々と上回っている。やられているシルベスターと同じように、私たちもやられてしまう。そういう小さいショックの連続が爽快な刺激になるんだと思う。
そしてルーニーチューンズのアニメの格闘シーンには、お約束的な「復活」がある。タイヤの下敷きになって体がペラペラになろうとも、次のシーンではなぜか直っているというアレ。だから少々残酷な攻撃でも安心して見られるんだな。決してトドメはささない、愛のある追いかけっこなのだ。
今日もトゥイーティーのイジワルで過剰な正当防衛が見たくてたまらない。キティを好きな人を「キティラー」と言うらしいけれど、トゥイーティーを好きだと「トゥイーティラー」なのかと探してみたけどみつけられなかった。なんて言うのか知っていたら教えてほしい。
【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
トゥイーティーが巨大化して、シルベスターを怖がらせる話のDVDを入手したいのになかなかみつからない。ホラー要素もあるおもしろい作品なのに。
装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>
新刊「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/
>
< http://www.san-x.co.jp/relaxuma/top.html
>
< http://www.chikinramen.com/island.html
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他の黄色いキャラクターよりもトゥイーティーの方が私の思い入れが強い理由は、やっぱりアニメーションの素晴らしさだと思う。軽快な音楽で始まるワーナーの昔懐かしいアニメだ。今はいわゆる1コインDVDで500円(税抜)で手に入る「だいすき! トゥイーティー」シリーズが安くておすすめ。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BI57I/dgcrcom-22/
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トゥイーティーのアニメは一話が短いので気分転換に最適。ほとんどのストーリーは「追いかけっこ」にもつれこんで進む。トゥイーティーが楽しんでいると、白黒の猫のシルベスターが食べてやろうと狙って近づく。それにトゥイーティーが気づく時に「見た? 見た? ねこたん!」と言うのが合言葉のようでかわいくて最高。「わうい(悪い)ねこたん!」と言う時もあり。
私はほとんどの英語の映画は英語音声、日本語字幕で見るけれど、これだけは日本語吹き替え音声の方が楽しい。トゥイーティーは男の子設定なので本来の英語音声だと、かなり声が低くてイメージと違う感じ。日本語版では声優のこおろぎさとみ氏の子供っぽくて独特の声がなんともかわいくてぴったりなのだ。
トゥイーティーとシルベスタは住んでいる場所も、シチュエーションも話ごとに全て違う。ある時はトゥイーティーは木の上に住んでいたり、おばあさんに飼われていたりする。鳥と猫の関係が、赤ずきんちゃんとオオカミに当てはめられていたり、時には戦場が舞台だったりするのだ。
例えば「だいすき! トゥイーティー 変身しよう!編」に入っている“戦場のメッセンジャー”の回ではトゥイーティーは戦場の伝書鳩の役目を担っていたりする(飛ばずに歩くのだけれど)。
どんな時代、場面であってもトゥイーティーの世界は成立してしまうのかと驚く。そして結局はどの話でも必ず追いかけっこだ。アニメのなめらかさや、スピード感のある切りかえしの連続に引き込まれる。DVD一本にいくつかのストーリーが入っているけれど、気分転換のつもりがついつい続けて何話も見てしまう。同じパターンのアニメなのに、どうしてこうも見てしまうのだろう。
麻薬性があるようなその魅力の秘密はきっと、想像を超える手法で行われるトゥイーティーの打率の高い反撃だ。
シルベスターがトゥイーティーに忍び寄る方法は見ている者にも容易に想像がつく。「あぁ、なるほどね」と思って見ていると、とっくにそれに気づいているトゥイーティーが、シルベスターも見ている者も思いつかないような方法で攻撃を繰り出すのだ。
きっとトゥイーティーを狙うシルベスターの視線は見ている私たちと同じで、賢いトゥイーティーの発想はそれを軽々と上回っている。やられているシルベスターと同じように、私たちもやられてしまう。そういう小さいショックの連続が爽快な刺激になるんだと思う。
そしてルーニーチューンズのアニメの格闘シーンには、お約束的な「復活」がある。タイヤの下敷きになって体がペラペラになろうとも、次のシーンではなぜか直っているというアレ。だから少々残酷な攻撃でも安心して見られるんだな。決してトドメはささない、愛のある追いかけっこなのだ。
今日もトゥイーティーのイジワルで過剰な正当防衛が見たくてたまらない。キティを好きな人を「キティラー」と言うらしいけれど、トゥイーティーを好きだと「トゥイーティラー」なのかと探してみたけどみつけられなかった。なんて言うのか知っていたら教えてほしい。
【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
トゥイーティーが巨大化して、シルベスターを怖がらせる話のDVDを入手したいのになかなかみつからない。ホラー要素もあるおもしろい作品なのに。
装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
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新刊「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/
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