装飾山イバラ道[281]緊急事態宣言中の日常
── 武田瑛夢 ──

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2021年の2月に入ったいま、緊急事態宣言中の日常について書いてみたい。

色々な我慢にも慣れてきた。買ったものは消毒するのがあたりまえになったし、人ごみを避けて歩く習慣も身についた。コロナのなかった頃と比較して、変わってしまったあれこれを嘆くことも減った。

これを順応と言うのだろうか。今の時代、川へ洗濯に行かなくても、井戸の水を汲まなくても、狩りをしなくてもいい。色々な消毒液も手に入るようになって、シュシュッとこまめにやっていこうと思う。

ドアノブにスプレーすると抗ウィルス効果があるという、スプレー剤を買ってみた。コーティング系だ。効いているかどうかはまったくわからない商品だけれども、何だか良さそう(笑)。

ただ、今までは除菌ウェットティッシュなどでマメに拭いていたので、併用したら薬のコーティングも拭き取ってしまうのかもというジレンマ。どっちかにせい! と自分に言い聞かせる。





必要なことを絞り込むという意味では、人間関係や趣味や、必要経費を見直している人が多いのかもしれない。私もそうだ。昨年はジムをやめたりする一方で、オンラインサロンへ入会する人も多かったかもしれない。

コロナ禍の不安から参加し過ぎたオンラインサロンのどれかを、いまは整理している人もいる頃だろうか。私もひとつやめた。オンラインサロンの月会費って安いけれど、結局自分の使える時間は限られている。複数参加はそれぞれへの関わりが薄くなっていくのだ。

高齢の母の運動不足解消に、新しい箒を買った。「シリコンほうき」で検索すると出てくるシリコン製の商品。軽くて汚れにくそうで、母も気に入ってくれた。新しいモノっていいいですよね。

ごみ捨ても、気をつけなければウィルスのリスクが高い気がする。共同のごみ置き場や、ドア付きのごみ入れなど。人が触ったものに触れる回数はそれなりにある。

高齢者はごみの量も少ないので、今は私がごみを捨てている。親が遠方に住んでいる方は大変だと思う。

マンションのエレベーターは、私と同じ時間帯に使う人は多くない。たまに居合わせると、同乗しないで「お先にどうぞ」を今も続けているけれど、皆スムーズに移動してくれる。察しが良くてありがたい。

昨年は、母の薬を処方箋薬局から宅配便で送ってもらっていた。今は自分で、毎月薬を取りに行っている。薬局のドアは常に開いていて、建物の外で待っていても自分の番だと気付きやすい。

それぞれの気の済むような使い方を、皆が分かり合って放っておいてくれる優しさ。日本で暮らす良いところを見つけながら、暖かい季節を待ちたい。


【武田瑛夢/たけだえいむ】
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/


最近「スプラトゥーン」をしていると、Nintendo Switchが高温になったという警告が出て、止まってしまうことがある。

共に戦っていた仲間の画面からは、私のブキのマークの上にバツ印が付き、「落ちた」状態に。負けるとは限らないけれど、試合は人数不利となり申し訳ない。解決せねば。

どうやら、Switchのファンが劣化しているらしい。だいぶ使ってきたのだ。修理も考えたけれど、外付けの小さいファンを差し込む二千円ほどの器具が見つかり、それを使って様子を見ている。温度表示も出るし、今のところ大丈夫。

ゲーム機も自分も、熱くなりすぎないようにしなければ。