「アメリカン・アイドルシーズン11」では、フィリップ・フィリップスが優勝した。私も長年この番組を見てきたけれど、本当のお気に入りが優勝するのは初めてである。
今回はこのコラムもちょうど100回目ということで、私のワガママを許してもらって、もう一度「アメリカン・アイドル」について書かせていただきます。
●豪華で感動的なフィナーレ
「アメリカン・アイドル」は日本とアメリカでの放映日にズレがある。私は前々回にアメアイの記事を書いたけれど、その時はまだアメリカでも優勝者が誰かの最終結果は出ていなかった。この頃になると、私は日本のCS放送を見るまで一切のアメアイ関連ネット情報を遮断していた。
それはスポーツの試合を録画したなら、結果を知らずに見た方が楽しいのと同じ理由だ。毎回のパフォーマンスを全部見た上で、結果を知りたいのだ。WEBサイトにはなるべく、見ない、読まない、近寄らない、を心がける(笑)。
今回は最終回の放映が日本でも終わったので、Youtubeのアメリカン・アイドルコーナーのリンクをやっと貼ることができる。ここでは分割されてはいるものの、かなりの量の動画を見ることができるようだ。
・American Idol
< http://www.youtube.com/user/americanidol
>
TOPに出ているのがフィナーレ(最終回)の放送だ。10万人の頂点に立つことになったフィリップ・フィリップスが、歌を最後まで歌えなくなって家族の元へ向かう姿に感動した。
これを見ていると、Youtubeの画質の良さにも驚いたけれど、ステージでの結果発表の緊張感が伝わると思う。今回はいつもよりも紙吹雪の量が適量だったけれど、優勝者の努力が報われた瞬間のキラキラ感が美しい。
今回はこのコラムもちょうど100回目ということで、私のワガママを許してもらって、もう一度「アメリカン・アイドル」について書かせていただきます。
●豪華で感動的なフィナーレ
「アメリカン・アイドル」は日本とアメリカでの放映日にズレがある。私は前々回にアメアイの記事を書いたけれど、その時はまだアメリカでも優勝者が誰かの最終結果は出ていなかった。この頃になると、私は日本のCS放送を見るまで一切のアメアイ関連ネット情報を遮断していた。
それはスポーツの試合を録画したなら、結果を知らずに見た方が楽しいのと同じ理由だ。毎回のパフォーマンスを全部見た上で、結果を知りたいのだ。WEBサイトにはなるべく、見ない、読まない、近寄らない、を心がける(笑)。
今回は最終回の放映が日本でも終わったので、Youtubeのアメリカン・アイドルコーナーのリンクをやっと貼ることができる。ここでは分割されてはいるものの、かなりの量の動画を見ることができるようだ。
・American Idol
< http://www.youtube.com/user/americanidol
>
TOPに出ているのがフィナーレ(最終回)の放送だ。10万人の頂点に立つことになったフィリップ・フィリップスが、歌を最後まで歌えなくなって家族の元へ向かう姿に感動した。
これを見ていると、Youtubeの画質の良さにも驚いたけれど、ステージでの結果発表の緊張感が伝わると思う。今回はいつもよりも紙吹雪の量が適量だったけれど、優勝者の努力が報われた瞬間のキラキラ感が美しい。
●ジェニファー・ホリディのすごさ
フィナーレはいつも豪華で、サプライズな出演者が多数出て来る。そんなフィナーレのパフォーマンスの中でもきっと「昨日のアメアイのあれ見た?」と話題になったであろうシーンもリンクを貼っておきたい。
準優勝のジェシカ・サンチェスが、ジェニファー・ホリディと一緒に歌った「And I Am Telling You I'm Not Going」だ。とにかくすごすぎて、歌の最中から会場中が総立ちだ。ジェニファー・ロペスも立ち上がって大喜び。
・Jessica & Jennifer Holliday: And I Am Telling You I'm Not Going
- AMERICAN IDOL SEASON 11
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この歌は過去のシーズンでも女性候補者が何度か歌っていて、「And you! And you!」のところで指を差す動きが印象的な難曲だ。歌唱力と表現力に自信がなければとても歌えない曲だけれど、ジェニファー・ホリディの超ド迫力な歌声(と顔)に、右となりのジェシカも負けじとがんばっている。素晴らしい歌唱力の彼女はなんとまだ16歳なのだ。
私はいつもアメアイは高音質な音で聞きたいのでヘッドフォンをしている。この歌が始まったら、ソファに預けていた体を思わず起こして見入ってしまった。私はあなたから離れないという内容の歌だけれど、この迫力で来られたら誰も別れられないだろうと思った。
アメアイでは若き才能の発掘と、音楽界を作って来た人たちへのリスペクト両方を大切にしているので大御所とのコラボも多い。いつも言うけれど、一家揃って楽しめる紅白歌合戦っぽさも魅力なのだと思う。
しかし、日本だと大御所がバラエティに出過ぎているせいか、どんな企画でも「まさかの登場」という価値感の演出が難しくなっているのではないだろうか。
●優勝者フィリップ・フィリップスの魅力
スティーブン・タイラーもよく言っていたけれど、フィリップ・フィリップスは他の誰にも似ていない。きっと自分がいいと思うようにしかやらない人なのだ。歌い出すと彼は歌の世界に入り込んでいき、聞いている方もいつのまにかその道連れになっているような感じだ。最初から最後までずっとそのスタンスは変わらなかった。揺らがないのがホンモノなのね。
彼の持ち味が分りやすいパフォーマンスとなったビリー・ジョエルの「Movin' Out」のリンクも貼っておく。何を歌ってもフィリップ・フィリップス風になるという良い例だ。顔が崩れるのもお構いなしに、力強く絞り出された声がなんともかっこいい。
・Phillip Phillips: Movin' Out
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日本では最近AKBの総選挙もあったので、投票による順位決めが人々の興味を引くことであるのは同じだと思う。アメリカン・アイドルは長期に及ぶので、やはりファン層の獲得が優勝の決め手になる。一人何度でも電話していいシステムだけれど、ファイナルでは1億3千万票の投票があったそうだ。
女性候補No.1のジェシカ・サンチェスと、フィリップ・フィリップスのどちらが勝つかについては、私がフィリップのファンなので公平には見られないかもしれない。ただ、どちらも素晴らしいけれど、独自性とファンの多さでフィリップが上回ったのだと思う。
最後に、優勝発表後には感極まって歌いきれなかったフィリップの「HOME」の決勝戦でのパフォーマンスの動画を貼っておく。故郷を思うフィリップらしい素敵な曲だ。
・Phillip Phillips: Home
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【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
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コラム100回目をお読み頂いてありがとうございます。隔週なのでそう頻度は高くないはずですが、「書く週」と「載る週」が連続しているせいか、わりといつもコラムのことは考えています。今後ももっとクリエイティブなネタを書けるように精進したいと思っています。