久しぶりに中華街に行った。きっとすごく寒いはずだと完全防寒で行ったけれど、そんなにヒドく冷え込む日でもなかった。やっぱり中華街は肉まんを蒸かす白い湯気が似合う冬がいい。
レストランは飲茶終わりのような中途半端な時間に予約を入れて、混雑に合わないようにした。時間までまだあったので、中華街大通りを散歩するとなんだかずいぶんと様変わりしたように見えた。
レストランは飲茶終わりのような中途半端な時間に予約を入れて、混雑に合わないようにした。時間までまだあったので、中華街大通りを散歩するとなんだかずいぶんと様変わりしたように見えた。
●食べ放題コースの看板だらけ
表通りの店はウィンドウの料理サンプルだけではなく、写真付きの看板メニューでアピールするところが多くなっていた。どこもやっていて、もはや仕様と言っていい印象だ。圧倒的に食べ放題コースを推しているように見えるのも皆同じ。ずいぶん来ていないのでいつからこうなのかはわからない。
表通りだけでなくちょっと入ったところでも、食べ放題コースの大きな看板を立てかけている。ホテルのような取り放題のブュッフェスタイルだと、料理を置くスペースが必要で小さい店には無理がある。しかし今はオーダーバイキングの形式が多いので、店の広さはさほど関係ないみたいだ。頼んでから作った料理が来るので温かいし、選べる品目も多いのが魅力。
私が予約を入れた店もオーダーバイキングの店だったので、WEBだけで決めて良かったかなと他の店の印象もチェックしているうちにお腹がすいてきた。予約の時間より早いけれど、大丈夫だということでだんなさんとさっそく席についた。
中国茶のポットティーが選べる店だったのでプーアールティーを頼んだ。料理はデザートだけは自分でショーケースへ取りに行くのだけれど、ケースが私の真後ろで取り易い位置にある。食べ放題のお店でデザートが近いのはとても危険だ……。
料理は注文するまでまったく出て来ないので、さっさと何品か頼む。店員は積極的に呼ばないと来ないのは覚悟していたのでがんばったし、よけいな愛想がないのも平常運転だ。料理をいくつか食べてけっこう美味しいとテンションが上がりつつも、プーアールティーが全然来ないことに気づく。
今度はなるべく表情に覇気のある店員さんをつかまえて、もう一度プーアールティーを頼む。だいたいこんなことの繰り返しで食べ進んでいった。やっぱりデザート置き場が近いのでついつい料理の中休みにいくつか食べてしまった。
オーダーバイキングは一皿の量も少なくて品数が食べられるのが良い。がっかりしてもすぐ食べ終わるし(笑)、いくら美味しくてもリピートオーダーするよりは他のものを頼んでみる方が楽しかった。
中国ならではの香辛料を感じた料理や、家では難しいカリカリの焼き目の肉類がとても美味しかったのでしっかり記憶した。だんなさんはブュッフェスタイルだと取りに行かなくなるのが早いタイプなのに、オーダー形式だと次々トライしていたのが驚きだ。
●現れたものや消えたものや残ったもの
食べ終わって店を出る頃が早めの夕食時という時間だった。夜の中華街はやっぱり華やかだ。今度はおみやげの中華菓子を買うので、善隣門から中華街大通りをずーっと歩いて、端まで来たので折り返す。
折り返して進行方向が変わったら、急に呼び込みの人に声を掛けられる率が上がった。どうやら朝陽門方面から歩く人はまだ夕食前だと思われるみたいだ。
そしていつの間にかところどころ巨大なショッピングセンターのようなおみやげ屋さんになっていて、修学旅行生の受け入れ店のような役割になっているようだった。この手のお店は企画品が多くて画一的な感じ。「中・華・街」って印刷されたいろいろな物をどうしろと言うのだろう(謎)。
もっとチマチマしたお店にある手描きのパンダ小物なんかの方が、皆表情がバラバラでおもしろい。でもそういうのは表情を比べて見るからおもしろいのであって、家に一つあってもしょうがなかったりするけれど。
結局、気に入った自分用のおみやげはロイヤルブルーの中華紐でできた大きなタッセル(房飾り)にした。今年流行ったすごい目にしみるような青々しい青だ。これは見ようによってはとても可愛いのに数百円。この色好きだけどどうか雨の日に色落ちしないで欲しいなー。
・中華紐タッセル
< >
その他に大好きなマーラーカオと月餅類を買い込んだ。好みだったココナッツが鳥の巣みたいにざくざくしたクッキーが消滅していたのが残念。いくら探してもなかった。
ピータンはいろいろと問題があったので怖くて買えなかったし、定番の凍頂烏龍茶を買うのを忘れた。中華街は表側は変わっていくけれど、覚えていた店は商品の配置まで、ずっと記憶のまま変わっていないようなところもあった。大きな壷の中のザーサイが匂うお店とか、あの頃のまま時が止まっているような感じだ。根本はそのまま、柔軟に人の好みに合わせて行く街なのかもしれない。
【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>
そういえば冷え性には養命酒が良いんだったと、また買ってみた。ゴクリと飲むとあまーくて独特の香りがする。ホットワインや葛根湯を思い出す。たぶんホットワインに入っているシナモンが、養命酒や葛根湯の桂皮と同じだからかな。桂皮には冷えを取り除く効果があるのだそう。りんごの紅玉を煮るのにシナモンの粉はたっぷり買ってあるのでもっと活用しよう。
表通りの店はウィンドウの料理サンプルだけではなく、写真付きの看板メニューでアピールするところが多くなっていた。どこもやっていて、もはや仕様と言っていい印象だ。圧倒的に食べ放題コースを推しているように見えるのも皆同じ。ずいぶん来ていないのでいつからこうなのかはわからない。
表通りだけでなくちょっと入ったところでも、食べ放題コースの大きな看板を立てかけている。ホテルのような取り放題のブュッフェスタイルだと、料理を置くスペースが必要で小さい店には無理がある。しかし今はオーダーバイキングの形式が多いので、店の広さはさほど関係ないみたいだ。頼んでから作った料理が来るので温かいし、選べる品目も多いのが魅力。
私が予約を入れた店もオーダーバイキングの店だったので、WEBだけで決めて良かったかなと他の店の印象もチェックしているうちにお腹がすいてきた。予約の時間より早いけれど、大丈夫だということでだんなさんとさっそく席についた。
中国茶のポットティーが選べる店だったのでプーアールティーを頼んだ。料理はデザートだけは自分でショーケースへ取りに行くのだけれど、ケースが私の真後ろで取り易い位置にある。食べ放題のお店でデザートが近いのはとても危険だ……。
料理は注文するまでまったく出て来ないので、さっさと何品か頼む。店員は積極的に呼ばないと来ないのは覚悟していたのでがんばったし、よけいな愛想がないのも平常運転だ。料理をいくつか食べてけっこう美味しいとテンションが上がりつつも、プーアールティーが全然来ないことに気づく。
今度はなるべく表情に覇気のある店員さんをつかまえて、もう一度プーアールティーを頼む。だいたいこんなことの繰り返しで食べ進んでいった。やっぱりデザート置き場が近いのでついつい料理の中休みにいくつか食べてしまった。
オーダーバイキングは一皿の量も少なくて品数が食べられるのが良い。がっかりしてもすぐ食べ終わるし(笑)、いくら美味しくてもリピートオーダーするよりは他のものを頼んでみる方が楽しかった。
中国ならではの香辛料を感じた料理や、家では難しいカリカリの焼き目の肉類がとても美味しかったのでしっかり記憶した。だんなさんはブュッフェスタイルだと取りに行かなくなるのが早いタイプなのに、オーダー形式だと次々トライしていたのが驚きだ。
●現れたものや消えたものや残ったもの
食べ終わって店を出る頃が早めの夕食時という時間だった。夜の中華街はやっぱり華やかだ。今度はおみやげの中華菓子を買うので、善隣門から中華街大通りをずーっと歩いて、端まで来たので折り返す。
折り返して進行方向が変わったら、急に呼び込みの人に声を掛けられる率が上がった。どうやら朝陽門方面から歩く人はまだ夕食前だと思われるみたいだ。
そしていつの間にかところどころ巨大なショッピングセンターのようなおみやげ屋さんになっていて、修学旅行生の受け入れ店のような役割になっているようだった。この手のお店は企画品が多くて画一的な感じ。「中・華・街」って印刷されたいろいろな物をどうしろと言うのだろう(謎)。
もっとチマチマしたお店にある手描きのパンダ小物なんかの方が、皆表情がバラバラでおもしろい。でもそういうのは表情を比べて見るからおもしろいのであって、家に一つあってもしょうがなかったりするけれど。
結局、気に入った自分用のおみやげはロイヤルブルーの中華紐でできた大きなタッセル(房飾り)にした。今年流行ったすごい目にしみるような青々しい青だ。これは見ようによってはとても可愛いのに数百円。この色好きだけどどうか雨の日に色落ちしないで欲しいなー。
・中華紐タッセル
< >
その他に大好きなマーラーカオと月餅類を買い込んだ。好みだったココナッツが鳥の巣みたいにざくざくしたクッキーが消滅していたのが残念。いくら探してもなかった。
ピータンはいろいろと問題があったので怖くて買えなかったし、定番の凍頂烏龍茶を買うのを忘れた。中華街は表側は変わっていくけれど、覚えていた店は商品の配置まで、ずっと記憶のまま変わっていないようなところもあった。大きな壷の中のザーサイが匂うお店とか、あの頃のまま時が止まっているような感じだ。根本はそのまま、柔軟に人の好みに合わせて行く街なのかもしれない。
【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>
そういえば冷え性には養命酒が良いんだったと、また買ってみた。ゴクリと飲むとあまーくて独特の香りがする。ホットワインや葛根湯を思い出す。たぶんホットワインに入っているシナモンが、養命酒や葛根湯の桂皮と同じだからかな。桂皮には冷えを取り除く効果があるのだそう。りんごの紅玉を煮るのにシナモンの粉はたっぷり買ってあるのでもっと活用しよう。