もじもじトーク[56]実はUFOが200年前に日本にやってきた?
── 関口浩之 ──

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もじもじトークの関口浩之です。

2017年も1月があっという間に過ぎ、2月に突入しました。この調子でいくと、すぐに夏がやってきて、「今年ももうすぐ終わりますね〜」と挨拶する年末がやってくるのではないかと、今から心配しております……。

●「うつろ舟」、知ってますか?

まずは、この写真をご覧ください!

https://goo.gl/9RFvp0


実はUFOが200年前に日本にやってきたらしいのです……。

ときは、江戸時代、1803年(享和3年)に、現在の茨城県の海岸に、今でいうUFO(未確認飛行物体)に似た舟が漂流していたそうです。

当時、10種類以上の瓦版が発行されていたようで、その図版が数枚、六本木ヒルズ森美術館で開催された「宇宙と芸術展」で展示されていました。

なんか、かつ丼のどんぶりのような模様をしていますね……。UFOのような形をした鉄製の舟で、窓が付いていて、美しい女性が乗っていたそうです。

そして、その舟の内部には、見たことなない奇妙な幾何学文字が書かれていたと言われています。

でも、空を飛んだという記録はないみたいです(笑

「宇宙人はいるのか?」という真面目なテーマゾーンの展示物でしたが、これがUFOだったのかは謎です……。





このお話は、江戸時代の都市伝説の可能性がありますが、地球以外の惑星に宇宙人は必ずいると思うんです。だって僕らも宇宙人なわけで。

地球にはすごい文明があって、科学が進化を遂げていますが、地球外生命のいる場所に(多分、何億光年の先)、ワープを繰り返して会いに行けてないだけかもです。

そちらの宇宙人のみなさんも、そう簡単には、地球にたどり着けないですからね。いつかは、宇宙人と対面できると思います。

●宇宙人の存在は、万国共通の関心事?

この写真もご覧ください!

https://goo.gl/AIuSj0


同じく、「宇宙と芸術展」で撮影したものです。

アポロ計画がまだ始まっていない20世紀前半は、「宇宙人は、きっとこんな姿をしている」と想像で絵を描いたり、「火星人が地球を攻めてきた」とかのSF専門誌が刊行されたり、楽しい時代があったようです。

この展示物をみてたら、小学校の頃、宇宙ステーションや、謎の円盤UFOや火星人の絵を描いたりして遊んでいたことを思い出しました。

当時は、まだ誰も宇宙へ飛び出していないし、ハッブル宇宙望遠鏡も打ち上げられていなかったので、宇宙に対する事実の裏付けがない時代でした。

なので、自由な発想でたくさん妄想できたので、素敵なSF専門誌ができたり、怪しいポスターがたくさん生まれたんだと思います。

●初の月面着陸の時の交信内容、覚えてますか?

アポロ11号が月面着陸したことは、僕にとって、鮮明に記憶している出来事のひとつです。1969年の夏、白黒テレビにかじりついて見たことをはっきりと覚えています。デジクリの読者の多くは、生まれていないかもしれませんね。

これが当時の交信記録です!

https://goo.gl/LUY3RX


月着陸船「イーグル」と管制センター「ヒューストン」の交信やりとりです。

ニール・アームストロング船長の有名な名言、「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」と書かれています。

(That's one small step for man, one giant leap for mankind.)

当時、NASAが記者団に配布したアポロ11号の任務記録が展示されていたのです!

そして、それに続く、「たしかに月面着陸というのは、ひとりの人間からすれば一歩でしかありません。しかし、地球からは眺めることしか出来なかった月の表面に足を踏み入れるということや、月まで到達をすることが出来たということ全てが衝撃的なことでした。」

この英文タイプの原本を読んでいたら、心が踊りました。

当時、僕は9才。実は宇宙飛行士を夢見ていた小学生だったんです。

現在、宇宙飛行士になっていませんが(当たり前か……)、今でも天体観測好きなのは、その影響があるんだと思います。

宇宙の誕生や宇宙の構造の解明が進んできていますが、僕には理解不能な計算式だし、その理論が正しいかどうかはわかりません。

でも、宇宙はとにかく楽しいし不思議だし、科学がどんなに発達しても妄想はたくさんしたいと思います。

そんなことを再確認した展示会でした。

六本木森美術館「宇宙と芸術展」
http://www.mori.art.museum/contents/universe_art/


次回は、文字ネタをお送りしますね!


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/


1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。

小さい頃から電子機器やオーディオの組み立て(真空管やトランジスタの時代から)や天体観測などが大好き。パソコンは漢字トークやMS-DOS、パソコン通信の時代から勤しむ。家電オタク。テニスフリーク。