こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。
ここ一年間、マスク・手洗い・うがいの生活習慣があたり前になりました。
外出時は一日中マスクしていたほうが落ち着くし、マスクをしたままランニングすることも苦にならなくなりました。いつもアルコール消毒しているので、手がカサカサになり、ハンドクリームが手放せなくなりました。
昨年、還暦を迎え、コロナになると危険な年頃ですし、家族も喘息アレルギーを持っているので、我が家ではコロナ対策はとても大事なのです。
この状態が1~2年は続くと思っていたので、コロナ感染対策は、日々の生活の中でルーティン化されました。当たり前のこととして習慣化された行動は、面倒と思わなくなるので、ストレスは和らぎますね。
「……せねばならない」という行動はストレスになりますが、歯磨きのようなルーティン化された習慣のひとつと考えています。成果として、風邪を引かなくなりました。
この一年間で、家の外で食事したのは3回でした。家族で週末に外食するのは楽しみだったので、それを控えているのは、正直、残念なことです。よく行くお店には申し訳ないので、時々、テイクアウトメニューを購入しに訪問しています。
コロナ前は、年に40~50回、セミナー講演活動で、多くの方々と懇親会でお話する機会がありましたが、この一年間、出張は控えているので、その活動がないことが、結構、ストレスになっているような気がします。
出張がまったくないリモートワークの毎日ですが、パソコン画面を通してみなさんとお話をして、SNSやコメント欄を通じて意見交換する機会は多くあります。なので、コミュニケーションの質と量は、コロナ前に比べて、それほど減っている気がしません。むしろ、増えているかもしれません。
実際に会ってお話ができないライフスタイルに慣れてしまい、画面越しのコミュニケーションがルーティン化されました。IT企業に勤務している人間なので、インターネットを介したコミュニケーション比率は、コロナ前から高かったです。
そして、ひきこもることが嫌いではないので(人からはそう思われていない……)、それほど、違和感は感じていませんでした。
人と対面しなくても済んでしまうことは嫌いじゃないのですが、それが一年も継続すると、「何かが欠けている」と感じるようなになりました。体も心も健康で幸せで、安心して暮らせる社会を模索する一年が始まったと感じている今日この頃です。
さて、2021年の2回目のもじもじトークのテーマは、「小林克也のベストヒットUSA」をお送りします。
●ベストヒットUSAって?
「ベストヒットUSA」という番組をご存知の方、多いと思います。リズミカルなオープニングテーマが流れて、レコードジャケットがドミノ倒しのようにでてくる映像で始まる音楽番組です。
1981年4月にテレビ朝日で放送が開始された洋楽番組です。実は、BS朝日でいまでも放送している(再放送ではなく)長寿番組なのです。
番組オープニングの曲は、Vaipour Trailsの「Don't Worry Baby」ですね。あの音楽(番組のオープニングジングル)を聞くと今でもワクワクします。
アメリカでミュージック・ビデオ専門チャンネルの「MTV」が開局したのが1981年8月なので、「ベストヒットUSA」のほうが、音楽番組としては先輩なのです。すごいでしょ!
パーソナリティをつとめるのは我らが小林克也さん。渋い低音ボイスと、格好いい英語に魅了されました。高校生、大学生の時、「英語を身につけて、それを生かした仕事に就きたい」と志したのには、小林克也さんの影響が大きかったと思います。
最新の全米チャートを紹介する「COUNT DOWN USA」や、話題のミュージックビデオを紹介する「HOT MENU」など、番組構成も洗練されていました。
大好きなコーナーは、話題のアーティスト紹介や、来日したミュージシャンをスタジオに招いちゃう「STAR OF THE WEEK」でした。それと、特定の年のヒット曲とエピソード紹介する「TIME MACHINE」も良かったですね。
●ベストヒットUSAのオンサインサロン
我らが小林克也さんが今年80年を迎えることと、BS朝日「ベストヒットUSA」誕生40年を記念し、「ベストヒットUSA 80/40プロジェクト」が始動しました。
そして、なんと、僕が尊敬する大好きな小林克也さんが生出演する、オンライン・ファンミーティング『オンラインサロン裏ベストヒットUSA in association with Bridgestone』の第一回が2021年1月11日(月・祝)19:00から、第二回が2月8日(月)19:00から開催されたのです。
ラッキーなことに、2回とも抽選に当選したので、Facebookライブで観て聴いて、コメントをたくさん書き込んじゃいました。視聴者200名で和気あいあいと素敵なノリで、盛り上がりました。
放送内容は視聴者のSNSシェアは禁止でしたが、公式ウェブサイトで放送内容が詳しく書かれています。ぜひ、ご覧ください。番組プロデューサーの川岸才門さん、ありがとうございます。
https://www.bs-asahi.co.jp/usa/online_salon/
そして、「オンラインサロン裏ベストヒットUSA」の第三回の開催も決定したようです。開催日は3月8日(月)よる7時~。気になる方は、こちらをチェックしてください。
https://www.bs-asahi.co.jp/usa/80x40projects/
●1980~1990年代のオーディオ機器
昨日、オーディオ機器の配線直しとお掃除をしました。掃除中にオーディオ機器を撮影したのでシェアします。
http://bit.ly/mojimojitalk144
1枚目の写真のDAITONE DS-A6(1998年製)は、秋葉原のオノデンで22年前に購入したお気に入りのスピーカーです。デザインも美しいし、筐体の作りも素晴らしいね。当時2本で7万円とお買い得でした。
1980~1990年代、秋葉原にはオノデン、ナカウラ、石丸電気、ラオックスなどにオーディオ試聴フロアがありました。オーディオに詳しい店員さんと仲良くなって、会社帰りにちょくちょく立ち寄って談義して、時々、オーディオ機材を買うのが楽しみでした。オーディオの沼に嵌らないように注意していました(笑)
AVアンプとBD/SACDプレイヤーはまあまあ新しいけど(でも10年以上前か)、VHSビデオデッキとカセットテープデッキはかなり古いと思います。
1980-90年代のオーディオは作りがしっかりしているので、まだまだ元気です。回転系ベルトは切れたら自分でベルト交換しました。最近10年はネット音楽も聞くけど、やっぱ、オーディオ機器で音楽を聴きたくなるのです。
今年は、アメリカ西海岸で仕事していた時(1985-86年)に録画録音したMTVと、FMのお宝コンテンツのデジタル化を本格的に開始しようと思ってます。これらの音源はDJやVJが英語なので勉強になるし(スピードラーニング風に)、BGMとしては日本語よりも英語のほうが聞き流せるのでいい感じなのです。
MTV初代VJのマーサ・クイン(Martha Quinn)のVHSテープが、たくさん押入れに入っているはずです。ビデオ解像度はイマイチなので、AVアンプでアップコン掛けたら少しは良くなるかな……。あまり期待は出来ないけど今度試してみよう。
ダイヤトーンスピーカーといえば、30cmウーファーを積んだおっきなのが1970年代に流行ったけど(DS-38Bが群馬の実家にあった)、DS-A6の16cmウーファーは今の住宅事情にはあっていると思います。
小さな音量でもオーケストラの音が心地よく響くし、ボーカルも温かみと厚みがあります。スピーカーはなぜか10組ぐらい持っていますが、このDAITON DS-A6は、僕が購入したオーディオ機材の中でも孤高の存在なのです。
ベストヒットUSAのことを書いていたら、当時購入したオーディオ機器のことが懐かしくなりました。写真の機材は僕のオーディオとしては第3世代かな。第一世代は、Lo-Dのターンテーブル(レコードプレーヤー)とTEACのオーディオレシーバーとコーラルのスピーカーでした。大学生の頃だから40年前のことです。
●フォントおじさんイベント情報
明後日2月17日(水)はFONTPLUS DAYセミナーのオンライン・ライブ放送があります。よかったら、遊びに来てください。本が好きな方、文字が好きな方、本の編集に興味のある方、本の出版に興味のある皆さんにおすすめです。
FONTPLUS DAYセミナー Vol. 32 文字と編集と私
『オンスクリーン タイポグラフィ』出版記念 宮後優子さんが語る、文字の本の出版ストーリー
https://fontplus.connpass.com/event/203292/
●フォントおじさん書籍情報
明後日2月17日(水)に、フォントおじさんが著者としてクレジットされた書籍が発売されます。9名で書いた共著本です。いままで、雑誌やオンラインメディアの特集、連載ではたくさんの記事を書かせていただきましたが、書籍として執筆ははじめてです。ぱちぱちぱち~
『オンスクリーン タイポグラフィ 事例と論説から考えるウェブの文字表現』
https://www.amazon.co.jp/dp/4802512074/dgcrcom-22/
僕は8章「日本語ウェブフォントの過去、現在、未来」を担当しました。手にとってもらえるとうれしいです。
定価:本体3,000円+税 仕様:B5判変型/192ページ 発売日:2021年2月17日
著者:伊藤庄平、佐藤好彦、守友彩子、桝田草一、カワセタケヒロ、ハマダナヲミ、きむみんよん、関口浩之、生明義秀 デザイン:田中良治(Semitransparent Design)
出版社からのコメント:パソコンやスマートフォンなどで文字がどのように表示されているのか、スクリーン(画面)上のタイポグラフィを考えるための書籍です。9名の執筆者がそれぞれのテーマで論説をまとめ、文字の扱い方が特徴的なWebサイトの事例約80例を紹介。
オンスクリーンで読みやすい本文組みやフォント、印刷物とWebの本文組みの違い、アクセシビリティ、文字組みやWebフォントの技術的変遷など、それぞれの観点からオンスクリーンのタイポグラフィについて論じています。
これからますます重要になるオンスクリーンでの文字の見せ方について理解を深めるための一冊です。(本書は、2018年10月にBNNより発売された書籍『【新版】UI GRAPHICS』のシリーズ書籍として制作されています)
最後が宣伝になり、すみません(笑)では、また、お会いしましょう。
【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
関口浩之(フォントおじさん)
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Twitter @HiroGateJP
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1960年生まれ。群馬県桐生市出身。1980年代に日本語DTPシステムやプリンタの製品企画に従事した後、1995年にソフトバンク技研(現SBテクノロジー)へ入社。Yahoo! JAPANの立ち上げなど、この25年間、数々の新規事業に従事。現在、活字や文字の楽しさを伝えるフォント伝道師(エバンジェリスト)、フォントおじさんとして活動。