もじもじトーク[89]リエズカフェバーに出演しました
── 関口浩之 ──

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もじもじトークの関口浩之です。

暑い日が続いてますが、みなさん、元気ですか。水分補給と睡眠をしっかり採りましょう。

僕は昨日まで大阪出張でした。今回、たくさんの荷物(活字やフォント関連の書籍や部品)をスーツケースに入れて移動していたので、数百メートル歩くだけで、汗だくになりました。

とは言え、徒歩10分ぐらいの距離にタクシー使うのも気が引けるので、重いスーツケースをゴロゴロ引きずりながら、何度も駅を乗り継ぎで8件のお客様を訪問しました。計算してみたら一日5キロぐらい歩いていました。

出張中は深夜まで打ち合わせや会合が立て込んでいるので、ホテルに戻ってから急ぎの仕事をこなし、セミナー資料を作り、などがあり睡眠時間が3時間ぐらいのことが多いです。

なので、現在、かなりヘロヘロ状態でメルマガを書いております。がんばる……。





●リエズカフェバーとは

7月17日(火)22:00〜23:30のインターネット生放送TV「リエズカフェバー」に出演しました。収録後の記念写真と放送スタジオの様子をアップしますね。

ジャーン!
http://bit.ly/2utrzrF


でも、リエズカフェバーの番組をご存知の方は多くないですよね。

エンターテインメント雑談ウェブテレビ番組「リエズカフェバー(rie’s CafeBAR)」は、毎回、多方面から様々なゲストを迎えて、90分間、わいわいと楽しく、タメになる(?)番組を毎月1〜2回、放送してます。

「一日の終わりにまったりだらーんと聞いて頂いて、明日からまた頑張ろう! みたいな番組を目指しています」というスタンスが好きです。

番組のメインパーソナリティーは、瀬口理恵さんと、はたなかあきらさんの二人です。「ゆるいけど、なんかすごい、楽しい」ってノリのお二人です。

そんな大好きな二人を、勝手に紹介しちゃいますねーー!

瀬口理恵さん(普段は、りえちゃんと呼んでます)は、Five Dimension Graphics(5DG)という屋号でフリーランスデザイナーとして活動。WebデザインやアプリUIなどの制作が得意。デジタルハリウッド大阪校で講師もしてます。

著書に『人を惹きつける美しいウェブサイトの作り方』があります。ピンクの髪型がトレードマーク。ときどき、違う色になることもあります。

はたなかあきらさん(普段は、はたぼーと呼んでます)は、[ai:yo] creative entertainment. 代表のアートディレクター&グラフィックデザイナーです。

グラフィックデザインを中心に販売促進/ブランディング等の媒体を企画/制作が得意。守備範囲が広い、雑種系クリエイター。インディーズレーベル[ai:yo] music independents.も主宰してます。JAGDA正会員。

なんか、すごそうでしょ。

今回で第136回ということで、すごいですよね。継続は力なり、です。

第1回のリエズカフェバーがいつなのか調べてみたら、なんと、2011年4月27日でした。8年以上、定期開催しているインターネット生放送番組は、滅多にないと思います。

調べたついでに、アーカイブを見始めてたら、面白くて1時間ほど見てしまいました!


リエズカフェバーのテーマが、めちゃくちゃ、好きなんです。

〜素敵な明日をあなたと一緒に迎えるために〜

これを、番組エンディングでみんなで朗読するのが、参加する楽しみのひとつなんです。

●コロちゃんと文字のお話しました

前回もそうでしたが、まにまにころころのコロちゃんこと、川合和史さんと出演しました。いつも、ありがとうございます。

前回のリエズカフェバーVol.122では、宇宙の話と、文字の誕生の話が中心でした。つまり、年表でいうと138億年前の宇宙の誕生から、文字が誕生した約5,000年前までのお話でした。

今回のリエズカフェバーVol.136では、約560年前の15世紀のグーデンベルグの時代から現在に至るまでの活字の歴史をお話しました。

活版印刷と写真植字の歴史やトピックスなど、わいわいと楽しく雑談しました。

今回の番組で使用したスライドと持ち物(金属活字や写植メインプレートなど)の写真、街中で撮影した街もじのスライド、33枚共有しちゃいますね。

下記からPDF形式で33ページの資料がダウンロードできますので、お楽しみください。
http://bit.ly/2uzb5y1


なお、今回の番組のアーカイブがアップされたら、次回のもじもじトークでお知らせします。

●船場ビルディング

今回の放送スタジオは、「船場ビルディング」という建物の中にあります。はたぼーのひみつ基地スタジオということですが、住所も公開されています。

スタジオの様子も、さっき、写真で公開しました。秘密なの? 秘密じゃないの? どっちなの??

前回、訪問した時も「この建物、なんか素敵だなぁー」って思ってました。なので、Googleで調べてみたら、「指定有形文化財」でした。とはいえ、普通に事務所や店舗が入っていて、住居として使っている方もたくさんいるようです。

堺筋本町と淀屋橋の中間ぐらいのところにあるので、ばりばりのオフィス街です。外観からすると、「ちょっとレトロでモダンなビル」には見えるけど、特に際立った特徴があるわけでないので、見過ごしてしまう建物です。

でも、いったん中に入ると、こんな素敵な景色が広がってました。ねっ、素敵でしょ!
http://bit.ly/2uuJUES


このビルが建てられたのが1925(大正14)年だから、今から93年前の建築構造物なんです。オフィス街に点在する古い建物は、再開発でスクラップ&ビルドされて、今風の近代的なきれいなオフィスビルになるのが通例です。

リノベーションを繰り返したとは言え、大正モダンな建造物が、いまだに、普通のオフィス&住居の複合ビルとして、生き残っていることが、すごいなと思いました。

聞いた話ですと、建築当初の頃は、馬車や荷車が出入りしていたそうです。なるほど、一階正面玄関を入ると、回廊のような景色になっていたのは、その理由なのだと理解できました。

都会の中に、こんな感じの大正モダンな空間が保存されて、現代建造物と共存できる街づくりって、大事だと思います。そういうプロジェクトが、もっとあってもいいのでは、と思った大阪出張でした。

では、二週間後に、またお会いしましょう。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/


1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。