グラフィック薄氷大魔王[318]映画に関しての時代感覚、ほか小ネタ集/吉井 宏

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●脇で単純作業すると仕事がはかどる

書籍自炊のScanSnapスキャンを別マシンでやってるときに気づいたこと。自炊やCDのリッピングなど、淡々とした作業をずっと脇でやってる間って、仕事がむちゃくちゃはかどる。ちょっとした単純作業と並行して仕事するとはかどるのはなぜか?

たぶんこういうことでしょう。自炊の場合、5分とか10分ごとに紙を追加したり保存作業のために仕事の手を止めて立ち上がる→ 椅子に戻ってくると、さっきまで自分が何をやってる最中だったのか自覚する→ 確実に仕事に戻れる。つまり、意識しなくても「タイマーで10分必ず集中」と同じ状態になってるわけです。

座ったままで区切りなく仕事してると、ダラダラと時間が過ぎる自覚がないのだ。これに気づいて以来、何か「ちょっとした単純作業」を探すようになったくらい、確実にはかどるライフハック!




●映画に関しての時代感覚

70年代半ばまで、テレビで見ていた映画には「新しい映画・古い映画」って概念が僕にはほとんどなかった。テレビで放映されるのは60年代の映画が大半だったろうし、うちのテレビ自体がカラーになってすぐくらいだから、「白黒映画=古い映画」って感覚も薄かった。

テレビで見た1958年の「マックイーンの絶対の危機」や60年の「荒野の七人」、61年の「ナバロンの要塞」も、007シリーズも、どれも一様に「現在ではないちょっと昔。たぶん自分は生まれてない頃の映画」だと思ってた。74年頃か、テレビで見た映画の冒頭で「1971年、アメリカ○○州」みたいなテロップが出て、「えっ! たった数年前じゃん。そんな新しい映画もあるんだ!」とか思った記憶がある。

っていうか、映画が今現在も続々と作られているってことに思い至らなかったんだもん。映画館ってものはもちろん知ってたけど、そこでかかってるのが主に新しい映画ってことには気づいてなかった。

76年の正月に「JAWS」を見てから映画に特別な興味を感じるようになって、ロードショウ誌やスクリーン誌を買うようになる。新作映画紹介記事とか出てるから、そこでようやく映画が新しく作られては古くなっていくことを理解した。なので、僕にとっては76年以降が「新しい映画」。

現代へ飛ぶと、90年代後半からくらいが「今の映画」って感じがするけど、レンタルDVDとかで2000年くらいの映画がクラシックって書いてあったりする。今の中学生で映画に目覚めたヤツにとって「今の映画」ってせいぜい2007年以降くらいなのかな?

ところで「マックイーンの絶対の危機(人食いアメーバの恐怖)」。赤い殺人アメーバが人々を襲う安手のSF映画にたまたま駆け出しのマックイーンが出てたってもの。日本公開はマックイーンの人気が確定してからの64年。調べたら72年に水曜ロードショーで放映されている。

当時にしてみればたった8年前の映画! 今がその放映時だったら2004年に公開された映画って感覚! 当時は古い映画って感覚はぜんぜんなかっただろうな。時代感覚って「当時の何年前」換算すると面白い!

●メモ.app

新生メモ.appを活用したかったのだけど、最初の印象が良くなかった。たまたま同期のタイミングが悪かったんだろうけど、書いたメモが同期されたら一項目消えてしまった。もうこわくて使えない。あと、文字サイズをいじると行間がめちゃくちゃになる。以前は24ポイントのヒラギノゴシックの極太でメモしたりして便利だったのだが。

それと、僕が使ってるドコモのAndroidスマホは当然ながらiCloudと同期できないので、メモ.appが使えない。iPadやiPod touchではもちろん使えるんだけど、スマホでも同等に使えるEvernoteを使うほうが圧倒的に便利、ってことに。

●エスカレーターを歩く

エスカレーターは構造上、歩くようにできてない。転倒の危険がある。はい、そうだと思います。でも、「そんなに急がなくてもいいのに!」と言われるのはちょっとちがうかなと。エスカレーターって「急ぐから歩く」んじゃなくて、「今まで歩いてた足をわざわざ止めるのがかったるくて不快」だからって理由が大きいと思う。

エスカレーターじゃなくても、動く歩道で足を止める不快さと言ったらない! 「歩いてた足を止める不快、止まって何もしてない不快」から逃れるため、信号待ち必至の交差点を避け、遠回りな歩道橋を渡ったりします。所要時間は同じくらいでも。

●行を様に書き換える

返信用封筒とかの「〜宛」や「〜行」を「〜様」に書き換えさせるのやめない? わかってるかどうかの試し合いみたいでバカバカしい。だったら、最初から「〜〜様」って書いておいてくれたほうが礼儀にかなってる。事務処理的に自分に届くようにってことだから「行・宛」で十分かも。

「書き換えるかそのままで投函するか悩ませる要素含み」は僕的にはなくしてもいいんじゃないかなと思う。また、「宛先住所」を使うのは郵便局の業務なんだから、敬称とか全部なしでいいかも。電子メールに時候の挨拶はいらないとか、よけいな前置きは書かないとかみたいに、事務手続き内のことは無味乾燥でいいと思う。

●歌の自己完結

歌の中でその歌自体のことを歌う歌ってあるでしょ。たとえば「アマリリス」。曲の中で「みんなで聞こう、ラリラリラリラ、しらべはアマリリス」っていう構造。では、そのしらべは具体的にどこに存在するのか? 「おもちゃのマーチがラッタッタ」が「おもちゃのマーチ」って歌の中に出てくると、あれ? おまえ自身がおもちゃのマーチじゃなかったの? じゃあおもちゃのマーチって誰なの? 的な。

●首ふり

剛力彩芽ってCMいっぱい出てかわいいんだけど、気になるのが、カメラに向くときに顔を小刻みに動かすじゃん? 昔から特別な美少女タレントたちがやってる伝統的な動きと思えるんだけど、何か名称あるのかな?

タレントやアイドルに詳しくないから名前出てこないけど、西田ひかるとかNHKの小野文惠アナが、カメラ目線で首をフルフルと小刻みに動かす現象は確かに存在します! 活き活きはつらつとして見えるので、そう指導されてる、あるいは自分で意識してやってるんじゃないかと推測するのだが......。

【吉井 宏/イラストレーター】
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いよいよ長文が書けなくなってきた......。1項目1段落まで行ってみるかな?

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