グラフィック薄氷大魔王[563]「MacからInstagram投稿」「万華鏡レイヤーとPainter」/吉井 宏

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●MacからInstagram投稿「Flume」

あった! Macから直接Instagramにアップロードできるツール。しばらく前に探したけど、なかったんだよ〜。Pro版にするとアップ機能が使える。

Flume
https://flumeapp.com/
参考サイト
http://lab.hendigi.com/flume/

投稿は簡単。従来は、投稿したい画像をクラウドにアップしてから、スマホやiPad等のInstagramから選んで投稿しなきゃいけなく、とても面倒だった。それでInstagramを本格的に使うところまで行かなかった。

iPadで使えるInstagramアプリはiPhone版しかなく、拡大表示すると間延びしててカッコ悪く、使う気になれなかった。





「スマホで使うもの」というコンセプトを厳守してるから、魅力のあるサービスになってるのはわかるけど、こっちはずっとMacの前にいるんだから。

その直後、Safariからも直接投稿できることを教えてもらった。

Safariのメニューに「開発」を表示させ、ユーザーエージェントをiPadやiPhoneなどに変更。するとInstagramに投稿ボタンが現れる。

便利! そっか、スマホ専用サイトなどこうして見れるわけか。
https://bit.ly/2HnFOnb

ただ、投稿できるけど切替が必要だし表示は素のままじゃ地味なので、Flumeは使う。以前から使ってるGridsも大きく表示できて美しいし。

で、Gridsを久しぶりにいじってたら、あれ〜! GridsでもMacから直接投稿できるんだ。知らんかった。っていうか、前から出来たっけ?
https://apple.co/2EMZM7P

↑Grids、先日ストアから消えてたんだけど、復活。ところが、今確認したら「現在日本のストアではご利用いただけません」になってる。出たり引っ込んだり何だろ?

●万華鏡レイヤーとPainter2018

最近はPainterをインストールもしてなかったのだが、現バージョンPainter2018の評価版を入れてみた。
https://www.painterartist.com/jp/product/painter/

Painterをメインに使ってたのは2004年までだけど、「万華鏡レイヤー」という機能は時々使ってた。図は万華鏡で加工したスケッチを集めたもの。普通に考えて思いつかないような形が出来てしまう。手軽に限界突破できる感じ。
http://www.yoshii.com/dgcr/kaleidoscope_sketches.jpg

「万華鏡」は特殊効果ダイナミックレイヤーの一つ。図では中央に1000pixel角の万華鏡を置いている。少しずつ動かして面白い形を探すのだ。
http://www.yoshii.com/dgcr/Painter2018_kaleidoscope.jpg

万華鏡で加工したスケッチを元に、TDWを作るとこういう感じになる。普段やってるバランスが大幅に狂っておもしろい。
http://www.yoshii.com/dgcr/kaleidoscope_TDWs.jpg

単にTDWキャラを万華鏡で加工してみたら、やっぱり面白いww
http://www.yoshii.com/dgcr/Painter_kaleidoscope_1.jpg

万華鏡以外はどうなってるかと、Painter2018で試し書きしようとしたら……あれ? 三角カーソルがノイズみたいな四角形でしか表示されない。

一瞬ちゃんと表示されたのに、ほとんど見えなくなったり半分だけ表示されたり。ブラシゴーストなら大丈夫だけど、三角カーソル以外使う気にならない……。
http://www.yoshii.com/dgcr/Painter2018_IMG_0888.jpg

とはいえ、万華鏡フィルタだけが目的なら支障ない。もし本格的に描く場合は、液タブ使うからカーソル非表示だし。

あ〜〜! ずいぶん前にもあった、TIFF画像を開くと下部が乱れる不具合がそのまま残ってる。どうもやはり、CorelはPainterにあまり力を入れてないようで、古くからのユーザーは怒りまくってるらしい。
http://www.yoshii.com/dgcr/Painter_tiff.jpg

あと、画材なんだから変わると困る。完成度が高く評判の良かったPainter6から、ガラッと変わったPainter7では愕然とした。それまでの技法が不可能になったりするのだ。

懐古趣味じゃなく、18年前のPainter6のまま、最新環境に合わせてアップデートするのが理想なんだけど。「Painter6 ver.3」とか「Painter6 2018」とかw

コーレルに買収されて、オリジナル開発者の天才マーク・ジマーの手を離れた2002年のPainter7から迷走し始めた。絵を描く仕事にPainterを使ってきたユーザーより、明らかに株主や初心者向けのアピールが大きくなってきたような
気がする。

800種類を超えるブラシなんて、カスタマイズした5種類しか使ってなかった僕的に、はうんざりするだけだが。

ある意味「500色の色鉛筆」みたいなアピール力はあるんだろう。12色とは言わんけど、24色でもありゃ筆圧の加減や重ね塗りで無限に色が出せて、そこが色鉛筆の魅力なのになあってガッカリしちゃうのです。
https://www.500.gifts/

やっぱマーク・ジマーが天才すぎた。アーティストがツール作ってると強いというか、作り手の強い信念が感じられるとユーザーも自然に納得できるのだ。ZBrushのオファ・アロンも元々アーティストで、基本的に一人で作り続けてるらしい。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

3月末から3Dプリンタ出力物に色を塗る「一点物」作品を5つ、集中制作してた。データ作成と出力に10日、下地処理と塗装に15日。かかりきりではないけど、やっぱ時間かかるなあ……。

で、作業してるときはウンザリして放り出したくなってるのに、完成してみると「今回の経験を活かせば、次はもっと早く上手く作れるに違いない!」って、もう次の作品を作りたくてたまらなくなってるw

・3Dプリンタ情報サイト3DCreatorsに「3Dプリンタの明日を妄想する」のリレーコラムを書きました。妄想部分は少ないですが。
http://3dcreators.jp/column/ms_04.shtml

・スワロフスキー「招き猫」と「HOOT HAPPY BIRTHDAY」も出ました。
https://bit.ly/2qWbmZh

・rinkakインタビュー『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii