●A3コピー用紙にドローイング
先日やったときは3枚で挫折したけど、今回は不思議なことに5枚以上描いてもぜんぜん大丈夫。A3サイズは快適! 今までどうしてもチマチマしたり疲れてしまうのは、やっぱA4紙が狭かったからだと実感。
A3用紙の取り回しの悪さはそう気にならなくなった。多くのスケッチが一枚の紙にまとまっていて、いっぺんに閲覧できるのは良い!
で、A4に統一してるのに、たまにA3紙が加わると保管が不便と思ってたんだけど、二つ折りにすりゃA4サイズなんだよねw 一つの仕事やテーマで描いた数枚〜数十枚のA3を二つ折りにすると「一冊」になり、後で探しやすくなる。A4が混在しても、二つ折りの中に差し込める書類ホルダー状態だし。
A3のスキャンには今までiPadのEvernoteを使ってたけど、自動補正がかかると薄い鉛筆が飛んでしまう。JotNotでもうまくいかない。iOS 11のメモ.appのスキャンを初めて試してみたところ、薄い鉛筆もはっきり残ったまま、紙部分が真っ白になってくれる!
iCloud経由で同期されたMac側で全選択して、Photoshopにドラッグ&ドロップして開き、まとめ作業にそのまま取りかかれる。
最初の5枚の後、続けて12枚描いた。なんかもう完全にA3に苦手意識がなくなったぞ。のびのびノリノリで描けてとても良い!
前回挫折したときは、まだ「A3にたくさん描いて、良さそうなものをA4にトレース」のつもりだった。今回うまくいったのは「雑に描き散らす。トレースや清書的なことはスキャンしてから」だったから。
「なるべく汚く雑に描く。きれいに描いちゃうといじりにくくなるので、アイディアが発展しないから」をアナログでは徹底する、ということかな。
●iPad Proは意外に広い
iPad Pro 12.9インチ、Astropad Studio+Photoshopのドローイングが絶好調。で、ちょっと驚いたこと。
横位置で普通に使ってて「全画面(EIZO 24インチの1920x1200)」で使うと、上下に黒オビが出てかなり狭くなり「きゅうくつだなあ」と思ってた。
測ってみると上下は16.3cm(上下いっぱいに使えば19.7cm)。Cintiq 13 HDは16.5cm! 狭い状態のiPad Proでも13インチCintiqと同等なんだ! (もちろん左右は短い。あと、フルHD比率なら上下はもっと狭くなる)
上下黒フチのせいで狭く感じてたけど、Cintiq 13 HDと同等なら十分広いのだった。板タブメインでたまに液タブって感じなら、もうiPad Proで十分かな。
ある日など、半日Astropadで作業。USB接続してると思ってたら、Mac本体にUSBが挿してなかったw それでもぜんぜん支障なかったもんね。バッテリーがギリギリになってた以外。
あと、Astropad Studioは縦位置でも使えるので、縦のスケッチを描く場合は相当大きく描ける。
●コンテンツに応じて拡大縮小
Photoshopに「コンテンツに応じて拡大縮小」がついたとき、ちょっと試して僕向きの機能じゃないなと思った。今、スケッチに試したら……こりゃイイ! 今まで手作業で一個ずつ選択して移動してたのが自動で詰められる!
余白以外の「島」がぐぐぐと集まって寄っていき、縦移動までして余白を詰めていくの感動的。詰めすぎると変形したりめり込んでしまうけど、アルファチャンネルにマスクを作って保護をオンにしておくとある程度は大丈夫。
【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
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「座りすぎがヤバい」って記事。「30分に一度は立ち上がる癖をつけよう」だそう。よく考えたら、30分も続けて座ってられるほうがうらやましいわ。集中できず数分ごとに立ち上がってうろうろしてしまう僕には。
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