crossroads[85]今を生きるためのアイデアをだそう──素材と手順を販売するテイクアウト
── 若林健一 ──

投稿:  著者:



こんにちは、若林です。

このところ、オンラインイベントやオンライン飲み会をやる機会が増えているのですが、あるオンライン飲み会でこんなアイデアが出ました。

「これまでテイクアウトをやってなかった飲食店(テーブルサービス型)は、作ったものを販売するタイプのテイクアウトじゃなく、素材と手順を販売し、自宅で作ってもらう形で提供するテイクアウトを、やった方がいいんじゃないか?」というアイデアです。例えていうと、天下一品のお持ち帰りラーメンのような形ですね。材料だけ買って自宅で作る。





元々テイクアウトをやっている飲食店には、主に衛生管理面でのノウハウや設備があります。それらのないところが、いきなりテイクアウトを始めるというのは、実は難しい。買ってすぐ食べるのなら問題は少ないでしょうが、テイクアウト専門店の感覚で扱ってしまうと、食中毒を起こす可能性があります。

ただでさえ医療崩壊が問題になっている現在、集団食中毒が発生したらそれこそ大変です。その点、材料を買って自宅で加熱調理する方法であれば、食中毒の発生リスクを下げることができます。調理して販売した場合、売れ残りは廃棄しなければなりませんが、材料での販売ならばそのリスクも下げられます。

レシピを公開することで、お客さんが離れるのでは? という懸念を持たれるかもしれませんが、材料と手順を買っても自宅ではお店の味やサービス、雰囲気は再現できません。

お店で食べるというのは、ただ料理されたものを食べる以外にもサービス(店員さんとのコミュニケーション)や、お店の雰囲気も重要ですからね。やっぱりお店で食べるのがいいねとなれば、通常営業を再開した時の来店も期待できます。

お子さんのいらっしゃるご家庭だと、親子で料理を楽しむ時間ができるかもしれません。もちろん、調理の時間が取れないから作ったものを提供してもらった方がいいというニーズがあるのも理解していますが、それはテイクアウト専門のお店(ファストフード店、お弁当屋さん)に任せれば良いのです。

このアイデアを出したのは私ではありませんが、この案をきっかけに議論が深まりました。世界中が「未曾有の災害」に面している今、みんなで今を生きるためのアイデアを出し、シェアしていくのが必要だと思います。

この考え方が、飲食店をやっておられる方の目に止まって役に立てれば嬉しいです。


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