●電子書籍の評価はまだ早すぎ
よくある「紙の本はペラペラめくって内容の見当をつけたり探したりできるが、電子書籍はそれができない」という意見。現状ではまったくそう。
よくある「紙の本はペラペラめくって内容の見当をつけたり探したりできるが、電子書籍はそれができない」という意見。現状ではまったくそう。
特に、Kindleのアプリはいくつか使ったことのあるiPad用電子書籍アプリの中で最もページめくりが遅く、インターフェイスの出来が良くない。Kindleのハードウェアはいじったことないのでわからないけど。
PDFビュアー的には非常に遅いとは言えないけど、ページのサムネールがないことと、ページめくりがタップでできないことがあったり、反応が鈍いのが使いにくい原因。Kindleアプリでページめくり動作して空振りすると、ムッカ〜〜!ってなるw せっかちな僕にはツライです。
iBooksのほうがページめくりはぜんぜん速い。i文庫HDはサムネール表示が充実してるのでストレスを感じない。また、Bookmanというアプリなど、ザザザッと紙のように一気にめくれて、ページの内容もちゃんと見える。
そのへん、Kindleのアプリが最低限でもいいからちゃんと使いやすくなってくれないと、電子書籍は紙の本とくらべて決定的にダメとかの結論は出せないと思う。せめてi文庫HD程度以上の、デジタルの利点を活かしたものになってくれれば。紙の本は、その本を今持ち歩いているか、ある場所にいないと話にならないという弱点もあるし。
あとタブレットじゃなくパソコンで読む場合、Windowsリーダーはすでにほぼ実用になるページスクロール速度があるし右開き対応。Macのプレビュー.appはYosemiteでようやく右開き対応になって、最速のページスクロールになる模様。超高速で全ページを見渡せるようになる。Acrobatはページめくりやスクロールが激重な点で、書籍をざっと見る用途にはほとんど役に立たない。
ところでKindle本、まだパソコンで読めないのかー。何かの事情で制限してるんだろうけど、もうそろそろこれから買う本はiBooksに統一しようかね。
●レンダーファーム
ネットを通して何百台のマシンでレンダリングを請け負うレンダーファーム。知り合いのMODOユーザーが普通に使っていて、急に興味がわいた。数年前に調べたときけっこうコストが高く、よほど緊急でないと使えないなあと思ってた。調べてみたら、安くてびっくり。
< https://www.rebusfarm.net/ja/ja-lets-go/calculator
>
「シネベンチで1161の速さのパソコンでレンダリングに5分かかるフレーム」を60秒1800フレームをレンダリングすると通常150時間かかる。レンダーファームだと2時間20分でレンダリングできて32,000円くらい? 悪くないじゃん。
テストレンダリングを何度も繰り返して確認しないと、本番を何度もやり直すことになるんだけど、テストレンダリングも数分の一サイズでレンダーファームでレンダリングしちゃえば、一回4,000円程度で30分で完了。
もう、滅多にない大規模レンダリングのために、最強マシンは用意しなくていいんだな。尺の長いアニメーションとか受けちゃった場合、Mac Proを何台か買い足すこと思えば、レンダーファーム料金、安いかも。
ただし、レンダリング時間そのものだけでなく、順番待ちやデータのダウンロード時間が必要だそう。順番待ちを避けるには、高いほうのコースを選択しなくちゃいけないらしい。でも、何倍も高いわけじゃないので、どうしてもの急ぎのときは利用するかな。
●いい曲だけ入ったCD
ちょっと前、「マンガ雑誌は面白い作品だけ載せればいいのに」ってツイートがあって、思い出した。昔、レコードやCDを買っても「当たり」な曲が一枚に2〜3曲ずつくらいしか入ってない不満。アップテンポでノリノリな「出来のいい曲」だけ入れればいいのに! って思ってたw
静かな曲とか地味な曲にもいい曲があるし、そういう曲のほうが好きな人がいるってことに気づいてなかった頃の話ですw 本気の曲を2〜3曲だけ入れて、あとは埋め草でお茶濁してるだろ! とか思ってたもん。
まあ、もっと後になってから、アーチストにはアルバムを作るノルマがあって、とにかく曲数を揃えなくちゃいけなく、きびしい締切の中でやってる感じはわかってきたけど。明らかに埋め草の曲ってのもあるんだろうねw
「ベスト盤」が「いい曲だけはいったCD」なのかもね。ベスト盤ってマンガや小説にないよね。電子本の時代だったらベスト作品の詰め合わせみたいな企画できるよね。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
先週火〜金、実家作業に行ってきた。
ToDoその1。計22個の立体にクリアーウレタンスプレー。宙に浮かせるための仕掛けも作りながら次から次へ。初日に完了しなければ、72時間の硬化時間の都合上発送できなくなるため必死。
ToDoその2。5月に作りかけてた立体の、粘土から取った石膏型にポリエステルパテを詰めて置き換え作業。表面仕上げ以外完了。
ToDoその3。中〜大型作品9個の屋外での撮影。
ToDoその4。東京デザイナーズウイーク2014出展のため、大型作品を展示会社に渡す作業。
ToDoその5。クリアーウレタンを吹いた22個の立体を、東京の自宅と展示会社に分けて発送。一つは箱が大きすぎてコンビニでも郵便局でも断られ、急遽スーパーで段ボール箱をもらって2つに詰め直してようやく発送。
……いやしかし、滞在日数が限られてるとおそろしいほどの生産性を発揮できるなあ。ふだんからヤレ。
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
< https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
>
・ハイウェイ島の大冒険 < http://kids.e-nexco.co.jp
>
・INTER-CULTUREさんの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63
>
PDFビュアー的には非常に遅いとは言えないけど、ページのサムネールがないことと、ページめくりがタップでできないことがあったり、反応が鈍いのが使いにくい原因。Kindleアプリでページめくり動作して空振りすると、ムッカ〜〜!ってなるw せっかちな僕にはツライです。
iBooksのほうがページめくりはぜんぜん速い。i文庫HDはサムネール表示が充実してるのでストレスを感じない。また、Bookmanというアプリなど、ザザザッと紙のように一気にめくれて、ページの内容もちゃんと見える。
そのへん、Kindleのアプリが最低限でもいいからちゃんと使いやすくなってくれないと、電子書籍は紙の本とくらべて決定的にダメとかの結論は出せないと思う。せめてi文庫HD程度以上の、デジタルの利点を活かしたものになってくれれば。紙の本は、その本を今持ち歩いているか、ある場所にいないと話にならないという弱点もあるし。
あとタブレットじゃなくパソコンで読む場合、Windowsリーダーはすでにほぼ実用になるページスクロール速度があるし右開き対応。Macのプレビュー.appはYosemiteでようやく右開き対応になって、最速のページスクロールになる模様。超高速で全ページを見渡せるようになる。Acrobatはページめくりやスクロールが激重な点で、書籍をざっと見る用途にはほとんど役に立たない。
ところでKindle本、まだパソコンで読めないのかー。何かの事情で制限してるんだろうけど、もうそろそろこれから買う本はiBooksに統一しようかね。
●レンダーファーム
ネットを通して何百台のマシンでレンダリングを請け負うレンダーファーム。知り合いのMODOユーザーが普通に使っていて、急に興味がわいた。数年前に調べたときけっこうコストが高く、よほど緊急でないと使えないなあと思ってた。調べてみたら、安くてびっくり。
< https://www.rebusfarm.net/ja/ja-lets-go/calculator
>
「シネベンチで1161の速さのパソコンでレンダリングに5分かかるフレーム」を60秒1800フレームをレンダリングすると通常150時間かかる。レンダーファームだと2時間20分でレンダリングできて32,000円くらい? 悪くないじゃん。
テストレンダリングを何度も繰り返して確認しないと、本番を何度もやり直すことになるんだけど、テストレンダリングも数分の一サイズでレンダーファームでレンダリングしちゃえば、一回4,000円程度で30分で完了。
もう、滅多にない大規模レンダリングのために、最強マシンは用意しなくていいんだな。尺の長いアニメーションとか受けちゃった場合、Mac Proを何台か買い足すこと思えば、レンダーファーム料金、安いかも。
ただし、レンダリング時間そのものだけでなく、順番待ちやデータのダウンロード時間が必要だそう。順番待ちを避けるには、高いほうのコースを選択しなくちゃいけないらしい。でも、何倍も高いわけじゃないので、どうしてもの急ぎのときは利用するかな。
●いい曲だけ入ったCD
ちょっと前、「マンガ雑誌は面白い作品だけ載せればいいのに」ってツイートがあって、思い出した。昔、レコードやCDを買っても「当たり」な曲が一枚に2〜3曲ずつくらいしか入ってない不満。アップテンポでノリノリな「出来のいい曲」だけ入れればいいのに! って思ってたw
静かな曲とか地味な曲にもいい曲があるし、そういう曲のほうが好きな人がいるってことに気づいてなかった頃の話ですw 本気の曲を2〜3曲だけ入れて、あとは埋め草でお茶濁してるだろ! とか思ってたもん。
まあ、もっと後になってから、アーチストにはアルバムを作るノルマがあって、とにかく曲数を揃えなくちゃいけなく、きびしい締切の中でやってる感じはわかってきたけど。明らかに埋め草の曲ってのもあるんだろうねw
「ベスト盤」が「いい曲だけはいったCD」なのかもね。ベスト盤ってマンガや小説にないよね。電子本の時代だったらベスト作品の詰め合わせみたいな企画できるよね。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
先週火〜金、実家作業に行ってきた。
ToDoその1。計22個の立体にクリアーウレタンスプレー。宙に浮かせるための仕掛けも作りながら次から次へ。初日に完了しなければ、72時間の硬化時間の都合上発送できなくなるため必死。
ToDoその2。5月に作りかけてた立体の、粘土から取った石膏型にポリエステルパテを詰めて置き換え作業。表面仕上げ以外完了。
ToDoその3。中〜大型作品9個の屋外での撮影。
ToDoその4。東京デザイナーズウイーク2014出展のため、大型作品を展示会社に渡す作業。
ToDoその5。クリアーウレタンを吹いた22個の立体を、東京の自宅と展示会社に分けて発送。一つは箱が大きすぎてコンビニでも郵便局でも断られ、急遽スーパーで段ボール箱をもらって2つに詰め直してようやく発送。
……いやしかし、滞在日数が限られてるとおそろしいほどの生産性を発揮できるなあ。ふだんからヤレ。
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
< https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
>
・ハイウェイ島の大冒険 < http://kids.e-nexco.co.jp
>
・INTER-CULTUREさんの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63
>