crossroads[26]プログラミングはお好き
── 若林健一 ──

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こんにちは、若林です。9月にはいって日の出が遅く、日差しが柔らかくなり、秋の訪れを感じるようになりましたね。

秋といえば食欲の秋ということで、毎年この時期から販売が開始されるモンブランを早速いただきました。

奈良県の吉野にあるケーキ屋さんのモンブラン、秋から冬の栗が仕入れられる時期にだけ販売される期間限定商品です。吉野は遠いですが、わざわざ買いにいくだけの価値のあるモンブランですので、是非お試しを。

奈良にある「ラ・ペッシュ」の縦長すぎる絶品モンブランが話題
http://macaro-ni.jp/6634




●仕事としてのプログラミング教育

さて、仕事上や個人的な活動を通じて、「街のプログラミング教室の先生はプログラミングが好きなんだろうか?」ということを、最近特に感じるようになりました。

もちろん、プログラミングが好きな先生もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、明らかにそうでない方も多いなという印象。

具体的にどの教室がということではないのですが、たまに質問される内容の中にも「もう少し頑張って考えればできるのに」「子供達は自分で解決しているのに」と思うことがよくあります。

いわゆるパソコン教室(使い方を教える教室)が、既存スクールのフランチャイズとして参入しているところにその傾向が強く、指導は支給されるテキスト任せ、自分たちがテキストの内容を理解することも試してみることもなく、教室に来た子供たちにやらせている。わからないことがあれば、そのまま本部へ質問。というスタンスのところが多々あります。

「世の中の働いている人全部が自分の好きなことを職業にしているわけじゃない」という意見もあるかとは思いますが、そんな先生に教わる子供たちのことを考えたら「そうですよね」とは言えない。というのが正直なところです。

どんな業界でも、自分が仕事で関わっているモノやコトについて深く知ろうとする姿勢があるもの。「プロログラミング」が仕事の対象なのであれば、それについてもっと積極的な態度があるべきだと思います。ましてやそれが「教育」なのであれば。

プログラミング教室の先生方は、プログラミングを通じて「創造力」「問題解決能力」の育成に携わっておられるはずなのに、先生方の「創造力」「問題解決能力」に疑問を感じることも多いのです。

●シンクロニシティ!?

そんなことを考えていたら、Twitterに同様な意見の投稿が流れてきました。

〈自分ではやったことないですが、子供たちによさそうなので、ぜひやらせた
いです!」というのが、一番いらっとするので、そこのところ、よろしくお願
いいたします。〉


〈特に、教材メーカー、教育関連企業の皆様、少なくとも自社が扱っているも
のについて、思い切り遊んでみてください。作例通り、テキスト通りに作って
ましたというのは、何をかいわんやです。〉

〈教室などを選ぶときの判断基準として有効な質問は、『先生の作品を見せてください』です。嬉々として説明してくれるところはOK。「えっ。私のはないですが、こちらは生徒の作品で素晴らしい創造性が…」はアウトです。〉

いずれも阿部和広先生の投稿で、阿部先生と同じタイミングで同じようなことを考えていた、なんておこがましくてとても言えませんが、やはり世の中どこにも同じようなことが起こっているんだなと再確認しました。

●そこに愛はあるか?

自分の商品やサービスが好きな人といえば、僕の中で真っ先に浮かぶのSteve Jobsです。

Steveはよく「プレゼンテーションの天才」と言われていましたが、プレゼンテーション能力に長けていたというよりは、自分が世の中に送り出す商品が好きで、それを自慢したくてしょうがなかった。その溢れ出る商品愛が周囲にも伝わっていたから、人を魅了していたのではないかと思います。

仕事もプライベートも、愛をもって取り組んでいきたいものです。それはきっと受け取る側の人々にも伝わっていますから。


【若林健一 / kwaka1208】
Web: http://kwaka1208.net/

Twitter: https://twitter.com/kwaka1208


CoderDojo奈良&生駒の開催予定
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