●ストロークのスムージング「Hej Stylus」
ペンタブやマウスなどでギザギザボロボロの線を描いても、強制的に滑らかにしてくれるアプリ。
http://hejstylus.com/
Photoshopにも「滑らかさ」の設定はあるけど、効いてる気がしない。絵やスケッチ描画をPhotoshopに移行して以来、PainterやCLIP STUDIO PAINTなどにもある、ストロークをスムージングしてくれる機能がほしかった。
WACOMのドライバにスムージング機能をつけられそうなのに、なぜないんだろうと思ってた。
Hej Stylusの紹介記事
http://applech2.com/archives/20160814-hej-stylus-release.html
記事にもあるけど、WindowsではLazyNezumiってアプリでスムージングが可能になってた。
http://lazynezumi.com/
Photoshopで、ラフの清書を想定して描いてみた。線がきれいに描ける〜!
MODOのテクスチャペイントもイケる!
強さはスライダ左から三分の一くらいで十分。それ以上だと描きづらくなる。最大サイズとスライダの関係がよくわからない。最大サイズで四つの大ざっぱな数値が設定でき、それはスライダにも反映されるってことかな。
実はよくわからない。しばらくいじって最適な設定を探してみよう。
オンにしたままFinderや他ソフトでペン使うと、クリックやドラッグが効かなかったりぎこちなくなる。こまめにオンオフするほうがいいらしい。ショートカットも用意されてるのでFキーに設定した。
こちらは使い方の記事
http://bit.ly/2bSaxIk
http://applech2.com/archives/20160814-how-to-use-hej-stylus.html
もともとの原理は、筆の穂先の長さが手の無駄な動きを吸収し、滑らかな線が描けることを真似たものらしい。最大サイズが穂先の長さってことか。
だから、最大サイズを大きくすると描き始めがグニャグニャして描きにくくなる。サッと大きく動かすなら大きくても大丈夫。
ところで、こういうのって「ユーティリティ」って呼んでたと思うんだけど、もう「アプリ」で統一ってことでいいのかねえ?
●シンセのプリセット音
約35年前、友達に譲ってもらったKORGのシンセサイザーMS-10(MS-20の1VCO版なので簡単)は音を聴かずにツマミひねって出したい音を出せるくらい使い込んだ。
https://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/MS-10/
しかし、その後入手したデジタルシンセでの音作りはまったく理解不能だった。でも、プリセット音が何百も入ってるので実用には困らない。でもゼロから音を作るんじゃなきゃ、シンセサイザーを使ってるとは言えないよなあ、と思ってた。
ところが! 最近読んだプリンス関連の本で、「プリンスもスティーヴィー・ワンダーもプリセット音しか使わない」とあって、30年も一種の「劣等感」のように澱んでた気持ちが晴れた! どうも、プリセット音をそのまま使うのが普通で、音作りを懲りまくるのは少数派だそう。
「どのメーカーのどの機種を使ったか、バレバレのプリセット音をそのまま使うのは、ミュージシャンとして恥ずかしい」とか言われてたの、そのまま信じてた。
キーボードマガジンとか読んでて「プリセットそのまま」って人、あんまり見たことなかったもんなあ。載ってるような人は、凝り性の日本人ミュージシャン代表だから?
●iPhoneのインターネット共有
気になってたんだけど、MacやiPadなどでWi-Fiの接続先に「iPhone」といつも出てる。iPhoneのインターネット共有はオフにしてあるのに。不用意に通信されてて7GB制限を越えるとマズいので、本当にオフになってるかiPhoneをときどき確認してた。
で、試しに接続先のiPhoneを選んでみたところ、自動でiPhoneのインターネット共有がオンになるのね〜〜! 便利! 知らんかった。
今まで、出先でiPhoneをモバイルWi-Fi代わりに使うときいちいちiPhoneを取り出して手動でインターネット共有をオンにしてた。iPhoneをいじらずに接続できたのか。
●定額サービスの弊害
読み放題サービス「Kindle Unlimited」が始まった。まだ手を出しかねてる。定額サービスは弊害が大きいことを痛感するようになってきたから。
Amazonプライムの映画・ミュージック、Apple Music、ビューンやdマガジン、解約したけどHuluも。映画や音楽が見放題聴き放題、雑誌が読み放題って、夢のような世界だったはずなのになあ。
「つまみ食い・目移り・放り出し・存在を忘れる」などなど、個々のコンテンツを大切に味わおうという気がなくなる。だいたい、大量のコンテンツを隅々まで楽しむような時間の余裕はないし。
あと、以前しつこく書いてたように「なけなしの小遣いで買ったアルバムがぜんぜんタイプじゃなかったけど、もったいないから何度も聴いてるうちに最高に思えてきた」ってケースがなくなりそう。
どんなに深い味わいがあっても、第一印象と「ツカミ」が弱い作品は、観て、読んで、もらえないかも。
定額制といえば、Adobe Creative Cloudやサブスクリプション式のソフトもそうだし、クラウドドライブやWebサービスもそうだ。その他いろんなサービスに年一度の定額払いしてるはず。一度リストにしてみなきゃと思ってるけど、こわくてできないw
【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
http://yoshii-blog.blogspot.com/
ソフトや機材で、導入しようかやめようか、ず〜〜〜っと迷い続けてるものがいくつもある。
基本的に「今使ってるソフトで十分じゃないか」「モノを増やしたくない」「制作過程を複雑にしたくない」「守備範囲を無闇に拡げたくない」「以前実際に使ってみてダメと結論出したじゃないか」などなど、僕の中の反対意見はいつも優勢。
迷ったあげく導入したものが、期待どおりでなかったケースが最近多かったから説得力ある。っていうか、ずっと定番として使い続けてるモノ以外は全部失敗だったとも言える。
昨日、「迷ってる時間がもったいない」と、ある機材の「再導入」に踏み切った。さてと、今回はどういう結果になるかな?
・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/
・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii