ひゃ〜! またすごいのが出てきたw
適当に描いた線画を人工知能が写真のように仕上げてくれるサイト。
http://affinelayer.com/pixsrv/index.html
まず、最初にやってみた3枚。
適当な走り書きでこれかよ〜〜! 「魔法」そのものだなあ。カバンがかわいいw
●pix2pixの使い方
使い方は簡単。上から「建物のファサード」「猫」「靴」「バッグ」はサンプル画像ではなく、アプリのインターフェイスそのもの。
ファサードはちょっと特殊なのでおいといて、猫がわかりやすいと思う。WebブラウザはChromeがお勧めだそう。
まず左の三つ並んだボタンのclearをクリックして消去。左上のlineとeraserを切り替えながら正方形内にラクガキする。下のボタンでundoもできる。
絵が描けたら(途中でも可)、中央のprocessボタンをクリックすると、数秒〜十数秒後に右の正方形に仕上りが現れる。
右のdownloadボタンを押せばping形式で元絵ごと保存される。ただ、これをFacebookに投稿すると、サムネールが中央部分しか見えないってのはとても損だと思うw
processボタンは何度押しても可。その都度微妙に異なった仕上がりになるので、何枚かダウンロードしたものから気に入ったものを選べばいい。
また、線を少し足したり書き直せば、やはり仕上がりはどんどん変わるので、一度のprocessボタンじゃもったいない。
randomボタンはいろんな作例を閲覧できるらしい。
●「edges2cats/猫」
やはり生き物というかキャラクターが出来上がるのは楽しい。上のほうの尖った三角形は耳に、丸は目に、ちゃんと認識されるようだ。
そこへライブラリの猫写真から適当な部分を切り抜いてきて、全体としてまとまって見えるように合成しているらしい。
正方形を画面一杯まで拡大表示して、液タブで真面目に描いてみたけど、たいしておもしろくない。テキトーなぐだぐだの絵が、写真っぽくなる落差がいいんだよな。かといって、ニャロメで試したらあまりうまく行かなかった。
とりあえず、丸がついていれば目にしてくれるので、何を描いても毛むくじゃらのエイリアンが出来上がるw 目は何個描いてもOK。
誰かコメントしてたけど、人間の写真をソースにして、何でも人間っぽい生物にしてくれたら面白怖いだろうな。あと、ごくシンプルなラクガキでも律儀に仕上げてくれるのが面白い。
●「edges2shoes/靴」
なんというか、ものすごくマトモ。しっかりと靴にしてくれる。画像認識させるには靴はいいモチーフなんだろうな。
●「edges2handbags/バッグ」
猫で何度もやって喜んでたけど、実はこの4種類のpix2pixの中で最も汎用性があるのは「バッグ」かもしれない。顔とか描き入れても違和感少なく仕上がる。
●「facades/ファサード」
これは他とはずいぶんちがう。左のリストから「壁になる部分」「窓になる部分」「バルコニーになる部分」を選んで、矩形で塗りつぶしたものがINPUTになる。色分けに基づいて、ライブラリの写真を切り抜いて合成してくれる感じ。
線画の猫などとちがって推測する部分が少ない分、易しいのかもしれない。猫・靴、バッグもそれぞれ「何を描くか」が決まってるところがポイントで、なんだかわからないものを描いても、人工知能が困るだけだろう。
DeepDreamを皮切りに、ちょっと前には考えられなかった「人工知能が人間のアーティストがやるようにあれこれ推測して提示してくれる」サービスが次々出てきてる。最近は「線画自動着色サービス」ってのもあったし。
単に楽しいだけでなく、僕らの制作に役立つ可能性も見えてきてる。それはもちろん大歓迎。でも、一般の人には「人工知能でちゃちゃっと出来るじゃん」とか思われるんだろうな……。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
ベビースター焼きそば、おいしい。ポリポリ食べててふと裏を見ると「1袋70g」って。えっ! カップヌードルより多いじゃん! インスタント麺そのものだし。おやつと思って食べてると、一食分以上食べてることに。
新キャラクターのお腹のポケットに手を入れる位置が間違ってる問題は、さすがに修正されたようだw
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1612/20/news092.html
・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/
・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii