●「二人でお茶を」と「Do, Do, Do」
「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ」の一環で、「二人でお茶を」(1950年)を観た。5月に97歳で亡くなったドリス・デイ主演のミュージカル。お金持ちを叔父に持つ女の子が、自分が主演したいミュージカルの出資を巡って、ある賭けをするというお話。バランスがいいのか、すごく楽しめた。
ところで、ちょっと前に書いた「高1のときラジオから録音してヘビロテで聴いてたのに紛失したラグタイムっぽいピアノ曲は何だったんだろう?」→ 「巴里のアメリカ人」を観たら約40年謎だったその曲のメロディが出てきて、ガーシュインの曲と判明。それが「Do, Do, Do」。
これの歌バージョン(というか、元々歌なんだろうけど)が、「二人でお茶を」に出てきて、とてもイイ!
なんだ結局、ずっと後回しにしてきた格安10枚組ミュージカルDVDに含まれてた映画2本に「Do, Do, Do」が出てきたってことかw 有名な曲だったんだ。で、あらためて検索したらトップに歌バージョンがあった。ガートルード・ローレンスが1926年に歌ったもの、とある。
ガートルード・ナントカって、なんか記憶にあるな。と思ったら、ジュリー・アンドリュースが伝記映画「スター!」(未見)でその歌手を演じたの知ってる! じゃあひょっとして? と思ったらやはり、ジュリー・アンドリュースが歌う「Do, Do, Do」を発見〜!
参考。こちらが紛失したテープに入ってたのと同じ、ガーシュイン本人が弾くピアノの「Do, Do, Do」。
ところで、「I love you and you love me」ってフレーズ、もしかして「アイラブ湯ラブ バスクリン」の元?w
●ここからここまで全部ください!
先日の「ガンダムはSFか?」の件で、SFブーム当時にどんな感じで読んでたのか考えてて思い出した! 高3の夏頃か、図書室の先生に呼ばれて、駅前の本屋に本の買い出しに行ったことがある。
なぜ呼ばれたかというと、本の貸し出しが多い生徒を何人か集めたらしい。僕は小説はそれほどでもなかったけど、イラストやデザインなどグラフィック関係の本は頻繁に(それも繰り返し)借りてたから冊数が多かったんだろう。
本屋に着いたら、「何でもいいから好きな本を段ボール箱に集めろ。先生的に不可な本があったら後ではずすから」ということで、ハヤカワや東京創元の文庫本を中心に、題名を知ってたり有名なSF作家など、目に付くものを次々に段ボールに放り込んだ。しまいには、「本棚のここからここまで全部!」的にごっそり抜き取って段ボールへ。数百冊は入れたと思う。
気持ちよかったなあw 自分のお金で買ったわけじゃないけど。その後、図書室の本棚に収まったのを眺めてニンマリしてた。蒲郡高校の図書室のSF文庫の多くは僕が入れたものかもしれない。40年前だから今は残ってるか知らんけど。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
2011年からやってる「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ」、ラストスパートに入って残り20本を切った。しばらく前から見終わるまでは新しい映画を見ない縛りw
「ここからここまで全部!」は、一度はCDショップでやってみたかったなあ。小さいカゴにぎっしり一杯の20枚くらいがせいぜいだった。
高校の図書室で何度も借りてた代表的な本は、人物デッサン技法書などで有名なジャック・ハム著「人物漫画の描き方」。1977年の本だけど、1990年に5刷をようやく自分で買った(自炊済み)。
https://ameblo.jp/qudowchang/entry-12188873821.html
○吉井宏デザインのスワロフスキー、新製品がいくつか出ました。
・見ざる聞かざる言わざるの「三猿」
https://bit.ly/2UF4LzF
・フクロウHOOT、踊りたい気分! 「HOOT LET’S DANCE」
https://bit.ly/2Dc6p4Z
・恋に落ちたフクロウHOOTたち「HOOT WE ARE IN LOVE」
https://bit.ly/2BlyBC4