こんにちは、若林です。
突然ですが、高校を出て就職する場合の、就職活動ってどんな風にするかご存知ですか? イマドキの就職活動と言えば、ネットの就活サイトに登録して、希望の企業にエントリーシートを送って入社試験と面接。うまくいけば内定を、そうでなければお祈りメールをもらう、そんなイメージかと思います。
しかし、高卒就職の場合はそうでなく、学校に来た求人票(しかも紙です)から希望の企業を選び応募する。
ただし、ひとりが同時に応募できるのは一社だけ。入社試験、面接と進んで、内定をもらったら内定辞退という選択肢がなく、そこで就職活動は終了となります。
つまり、面接に行った学生が「ここは自分には合わなさそうだな」と思っても、断ることができない。
高卒就職の場合、本人の希望の会社に必ず応募できるわけではなく、成績などから学校内で絞り込みが行われますから、成績上位者から順に応募先が決まります。
限られた選択肢の中からしか選べず、もし合わない会社だと思っても辞退することができない、とても狭い選択肢しか与えられていないという状況にあるのです。
そんな状況ですから、入社後まもなく辞めてしまう方も多いのだそうです。私自身も高卒就職した人間なのですが、恥ずかしながらこんな仕組みだということを、まったく知りませんでした。
昔から変わっていないということなので、おそらく私の時もそうだったのでしょう。違うのは、私が就職した時代はバブル期で、就職するのに困らなかったということ。だから、気づかなかっただけなのかもしれません。
学生さんにとっても、企業にとっても不幸なこの構造、一日も早く変えていかなければならないと思います。
■高校生と仕事の出会いをつくる活動
そんな高卒の就職事情を、なんとかしようと活動している会社があります。
高校生と仕事の出会いをつくる 株式会社アッテミー
https://atteme.com/
こちらの会社では、高校生へのキャリアカウンセリング、インターンの紹介を行い、企業へは定着率向上のためのプログラムの提供などを行っています。そしてアッテミーさんや、高校生が社会に出るための支援を行っている団体が一緒に、大阪でイベントを開催します。
「人生100年時代。18歳の意志ある進路選択」
~就職・進学どちらも魅力的な選択肢へ~
https://attemeosaka.peatix.com/
今年の3月に、「大学へ行かないという選択肢」というタイトルで記事を書きましたが、こんな状況ではとても大学に行かないという選択肢を選べるわけがない。
このことをひとりでも多くの方に知っていただき、協力してくださる方を集めたいと思い、今回取り上げさせていただきました。
もし関心がある、うちの会社で高校生インターンを受け入れを考えてもいい、という方がいらっしゃったら、イベントへの参加や株式会社アッテミーへのお問合せをお願いいたします。
【若林健一 / kwaka1208】
https://croads.jp/aboutme/
子供のためのプログラミングコミュニティ「CoderDojo」
https://croads.jp/CoderDojo/
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