●VR空間に入ってみた
前回は「Oculus Rift SとHP OMENノート」が届いたところまで。いよいよ本格VRゴーグルを使ってみる!
初めて起動すると現れる、2つのチュートリアル的なアプリ。コントローラーのボタンを操作すると、握ったり離したり指差したりでき、「そこの立方体をつかんで持ち上げてください」などの指示にしたがい、基本的な操作を学ぶ。
特に感動したのは「Oculus First Contact」というチュートリアル。ごちゃごちゃとメカやガジェットが積まれた部屋で、いろんな操作をしたり、ロボットと遊んだり。
https://www.oculus.com/experiences/rift/1217155751659625/
「別の空間にいる」感がすごい。しばらくやってると、本当は自分の仕事部屋にいるってことを忘れてしまうほど。それが体験できただけでも大満足!
●VRでやってみたかったこと
VRゴーグルで何がやりたかったかというと、VR空間の中での3D制作。具体的には3つのアプリ。平面のパソコンディスプレイでチマチマやるんではなく、3D空間で全身を使って次々にキャラクター制作できたら楽しそうでしょ!?
「Quill」
3D空間に絵を描くように立体物を作るアプリ。アニメーション機能も備えている。Facebookにアニメーション作品を投稿してる人がいて、これはすごい!と。
https://www.oculus.com/experiences/rift/1118609381580656/
https://www.moguravr.com/quill-vr-animation-tools/
「medium」
スカルプトやペイントができ、手軽に3D立体物が作成できる。見るからに簡単そう。もともとOculusのアプリだが、Adobeに買収された。
https://www.oculus.com/experiences/rift/1336762299669605/
https://www.moguravr.com/oculus-medium-vr-2/
「Gravity Sketch」
上記2つは「初心者でもVR空間で制作を楽しめる」的なニュアンスが大きいものだが、このGravity Sketchは割と本格的な3Dモデリングソフト。プロダクトデザイナーがCADに近いニュアンスで、いきなり空間に製品を出現させるようなイメージ。ポリゴンモデリングもできる。
https://www.oculus.com/experiences/quest/1587090851394426/
https://www.moguravr.com/gravity-sketch-2/
もうひとつ、「Kingspray Graffiti」
4年も前にこの連載で「VRやるならこれを使って全身で描いてみたい」と書いた、グラフィティ・シミュレーター。壁やシャッターや貨物列車にスプレーで思いっきりラクガキ!
http://bn.dgcr.com/archives/20160629140100.html
https://www.oculus.com/experiences/rift/1052821828143109/
さっそくインストール! 続きは「その4」で。
◯もうOculus Quest2の先行予約が始まったそう。初代は2019年5月発売。SketchfabのおかげでOculus Rift Sをようやくまともに使いはじめたばかりだけど、パソコン接続必須なのはやはり面倒。スタンドアローンで使えてパソコンにも繋げられるって点で、Questの2代目となれば、こなれてるだろうな。
https://www.oculus.com/quest-2
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
「半沢直樹」が終了、おもしろかった〜。この高視聴率ドラマが席巻した日本では、これからリアルの「悪」はやりにくくなりそうだな。「あ、今のオレって倍返しされる側?」みたいに。そういえば前回、「今やってる『半沢直樹』の前に、能動的に毎週欠かさず見てた番組って7年前の「リーガルハイ」(2013年の第2期)。って書いたけど、違った。「アオイホノオ」(2014年7月)があったわ。
○吉井宏デザインのスワロフスキー
・三猿 Three Wise Monkeys
https://bit.ly/2LYOX8X
・幸運の象 LUCKY ELEPHANTS
https://bit.ly/30RQrqV