まにまにころころ[01]ネーミングについて/川合和史@コロ。Kawai Kazuhito

投稿:  著者:  読了時間:7分(本文:約3,300文字)


こんにちは。初めましてさん、初めまして。川合と申します。(ぺこり)今日から隔週で書かせていただくことになりました。宜しくお願いします。

何を書こうか悩んでいたところ、hammer.muleさんから、「よく本を読んでるから、書評とかどうですか?」と言われ、本好きだし、それもいいなあと思ったんですが、そんな隔週で素敵な本に出会えるとも限らないし、タイミングによっては紹介が憚られる本だったりするし。

そうだ、誰かに「これ読んでみて」と紹介されたものを読んで、その感想を書いていくことにしたら、自分の嗜好からはみでたものも幅広く紹介できていいんじゃないかと思ったんですが、それもまた都合良く各週でってのは、難しそうだなあと。

あーだこーだと考えた結果、紹介したい本や勧められた本がある時は書いて、ない時は、好きなこと書くようにしました。それって結局、好きなこと書くわけだから、「本」って縛りもあってないようなもの、というか、なくてもいいんじゃないかって言われそうですが、どうせ本の話が多くなりそうだし、少なくとも、本のこと書けばhammer.muleさんは読んでくれるから、1人は読者を確保できるし、ということで、「本の話を中心に気ままに好きなことを書く」ってことにしました。

今回は、本じゃない話。




●タイトル

この連載のタイトル「まにまにころころ」、略して「まにころ」ですが、「まにまに」というのは、漢字では「随に」と書きます。日本語です。「成り行き任せに」「気の向くままに」「何かに任せるままに」といった、そんな感じの意味です。「随筆」や「随意」の「随」ですね。

徒然なるままに、時たまPCに向かいて、心に移りゆくよしなしごとを、転がしていけたらなって思います。

この「まにまに」ですが、デジクリにも書かせていただいた弊社のイベント、「まにまにフェスティバル(まにフェス)」の「まにまに」です。これは、弊社セミナーイベントを学校に見立てた「まにまにカレッジ(まにカレ)」の一環で、「自分たちの興味ある分野を中心に、自由なテーマでセミナー等のイベントをしよう」というのと、「参加者さんがそのイベントをきっかけに繋がっていけるといいね。間に、間に入って媒介になれたらいいね」と、そんな想いで付けました。「随に」と「間に間に」のダブルミーニング。

実はイベントの名前以前に、弊社の創立メンバーで色んな事をしていこうと、各種プロジェクトの冠として生まれたのが「まにまに」で、発案は私でなく、弊社の深川です。

・深川正英、↓この人。
< http://bn.dgcr.com/archives/21_/ >

●CAPUT

さっきから弊社弊社って書いていますが、弊社の名前は「合同会社かぷっと」と言います。創業前、社名を考えるにあたって、みんなであれこれ案を出し、その中から決めようってことになりました。どんな案があったか、すっかり忘れていましたが、当時の私が出したものが出てきたので少し引用します。

  コロです。社名案。
  ・careet 【かりっと】・・・クリエイトを再構築。
  ・revitace 【リビタス】・・・クリエイティブを再構築。
  ・arrecto 【アレクト】・・・クリエイターを再構成。
  あと、もいっこ。
  ・Caput 【かぷっと】
  ラテン語で「頭」の意。英語のCapitalの元です。首都とか頭文字とかの。
 Creating And Planning Unique Teamとかなんとかってことで。

上から3つは、アナグラムに適当な読みを当てて造語を作ってますね。結局、ここからの経緯は忘れましたが、最後に付け加えるように挙げたものが採用、今に至ります。名刺に書いていますが「Creative And Planning Unique Team」の頭文字......というのは、上記の文面から、適当な後付けってバレバレですね。(「Creating」は「Creative」にしました)

少し変わった名前なので、名前の由来をよく聞かれるのですが、「ラテン語でcaput(カプト)っていう、頭部・何かの源・生命というような意味の単語で、そのままでは面白くないから促音を入れて、何か食いついていくような感じで、かわいい響きにしつつダブルミーニングにしました」と話しています。

私のイニシャルが「K.K.」なので、「揃えてKAPUTでも良かったんじゃない?」
なんて、ごくたまに言われますが、そんなことしたら、ぶち壊しです。
 ※「kaput」でググってみましょう。
 ※ついでに「KKK」も避けたい。

●ネーミング時に考えること

こんな風に社名やサービス名などを考える時、昔からの私のこだわりとして、必ず、複数の意味や、裏の意味、言葉遊びなどを織り込むようにしています。あと略しやすくするなど、呼びやすさも重視しています。単純な理由としては、そのほうが「面白いから」です。ボケたりひねったりは大阪人の気質ですし、人に話す時に由来を語れる上に、覚えられやすいじゃないですか。

また、社名を考える時に最初に挙げていたものがアナグラムの造語だったのは、ドメインの取得やSEOを考えてのことです。そういったことも、合わせて考えます。

社名が、結局「CAPUT」だったように、挙げたようなことを全部満たすように名前をつけているわけじゃなくて、あれこれ勘案して、諦める部分もあります。「CAPUT」はそのままでじゃco.jpドメイン取れなかったけど、そこは諦めて、「Creative And Planning」のところで区切って「cap-ut.co.jp」に。

妥協する部分も時にはありますが、練ってよりいい名前を作り上げていきます。きっかけは、思いつき、辞書やネーミング辞典で目についた言葉、アナグラム、自分の名前など、なんでもいいんです。そこから推敲を重ね作り込んでいくんです。

●素敵(だと私が思った)例

この5月、どこか弊社に似た名前の素敵な会社が神戸に誕生しましたが、社名に込めた想いを、代表取締役さんがブログに書かれていました。是非ご覧ください。

・デジクリでおなじみの、あの方です!
< http://s-style-arts.com/blog/article/entry-242.html >

ほら、こんなふうに込められた想いのストーリーを聞くと、強く印象に残るし、素敵な話だと応援したくなりませんか?

●何にしても、ネーミングって面白い

そんなに複雑に凝ってなくても、少しひねるだけで紹介する時のネタになります。例えば、「ブリヂストン」のように、創業者の名前をちょっとひねるだけでも。

これから何かに名前をつける機会があったら、是非、あれこれ考えを巡らせて、ネーミングを楽しんでください。

あ、深く考えすぎて痛々しいキラキラネーム(笑)にするのはやめましょうね。社名ならまだしも、子どもの名前は人生に関わります......

・DQNネーム(子どもの名前@あー勘違い・子供がカワイソ)
< http://dqname.jp/ >

最後に「デジタルクリエイターズ」らしく、IT企業の社名を紹介して、第一回「まにころ」は終わりにします。

・Googleはスペルミスから生まれた──IT企業の社名あれこれ(ITmedia)
< http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0807/05/news001.html >

初回から長文で失礼しました。ではまた、再来週!

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
< http://cap-ut.co.jp/ >

ちなみに、名前の後ろについてる「コロ」は、私のニックネーム。これは、私が自分で付けたわけではなくて、10年くらい前に友人A〜Cによって、
 A:かわいくんって、犬っぽいよねー。
 B:あー、犬っぽい、犬っぽい。
 C:名前付けるならコロって感じだね。
おおよそこんな感じで、私の意思とは関係ないところで付けられたものです。約一年後、「コロ」のフルネームは「コロリオン」だという追加設定も。

まあ、気に入ってずっとハンドルとしても使ってます。友人A〜C、みんな女の子だったし。