まにまにころころ[19]コンビニマンガ
── 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito ──

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こんにちは、寒いので口元で焚き火をして暖をとってる川合です。今年ももういつの間にか終わりかけ。年内のまにころも、今回入れてあと2回だけです。が、今週13日にも出番がありまして。森和恵さんとのマンガ対談をする予定です。森&川合でMKチャットですね、なんてこと言いつつ、恐れ多いのでタイトルはこれから考えます。(笑)

さて、時期的に選挙の話でも書こうかと思ったんですが、あまりがっつり選挙の話を書くのも怖いので、最後にちょこっとだけ書くことにして、とりあえずまたマンガの話でもしたいと思います。




◎──お薦めのマンガ

先日、森和恵さんとチャット対談に先駆けて軽くマンガ話をしてたんですが、「お薦めの一冊、って難しいですよね」って話を。まず、そもそも「一冊」に絞るのが難しいんですが、その縛りを無くして、何冊薦めてもいいとしても、薦めると言うからには「相手」がいるわけで、相手によってお薦めも変わる。

でも、デジクリの記事などでお薦めを挙げる場合は、相手は不特定多数になる。そうすると、とたんにお薦めの選択が難しくなります。相手による縛りの条件がなく、自由に選べる分、難しくなる。自由ほど不自由というか。

最近ジョジョがブームですけど、不特定多数に薦められるかというとちょっと考えてしまいます。好き嫌いの分かれる作品だと思いますし。もっとも、好き嫌いが分かれるような作品ほど、好きな人には強く刺さるものなので、無難な作品を薦めるよりは、そういった作品を選んだ方がいいのかも、なんて思いも。

そんなこんなで、たぶん、森さんとのマンガ対談でも、お薦めのマンガを紹介、というよりは、自分が好きなマンガを紹介ついでにお薦めするって感じで話をしようかなーって思ってます。森さんとは読んでるジャンルも好みもちょうどずれてるので、バラエティに富んだ話になるんじゃないかなーと期待。絵柄の好みは割と似てる感じなんですけどね。(笑)

◎──コンビニマンガ

さて、ちょっと切り口をかえてのマンガ話をしたいと思います。私は普段は、雑誌でマンガを読むことが多いのですが、次いで多いのは、たぶん、コンビニマンガ。コンビニで売ってるペーパーバックのコミックです。ついつい買って、今も一冊読んでました。普通のコミックに比べてさほど安いってわけでもないのですが、気軽に買っちゃいますね。私にとっては、雑誌が日常のご飯、普通のコミックが外食、コンビニマンガがお菓子、といった感覚です。

コンビニマンガと一口に言っても、色々なものが出ていますが、私が読むのは大抵、過去のコミックを再編したもので、その中でも9割方が料理マンガです。なんとなく「料理マンガはコンビニで」と刷り込まれているようで、実際には9割どころじゃないかもしれません。

コンビニマンガにも発行の周期はあって、シリーズものは定期的に刊行されているんですが、なかなか発売日調べてまでコンビニに行かないし、コンビニによっては入荷もまちまちだったり。でも再編ものの料理マンガは、少々不連続な読み方しても、たいして問題じゃないので、目に付いたら買って読むという程度の気楽さで読んでいます。はっきり連続もののストーリーで、それなりに発売日調べるはめになってるのは、最近読んでる「鉄鍋のジャン」くらいです。

他にちょいちょい買ってるのは、「美味しんぼ」、「江戸前の旬」、「蒼太の包丁」、「将太の寿司」、あとは単発ものなど。一発目に「鉄鍋のジャン」を挙げておきながらアレですが、基本的には現実的な料理マンガを選んでいます。あ、「ミスター味っ子」も買ってましたけど、あれもまあ料理に関しては十分、許容範囲です。アニメでの演出は凄かったですけど。(笑)

◎──気軽に買える。気楽に読める。

料理マンガに偏ってることはさておき、私にとってコンビニマンガは、気軽に買えて気軽に読める、ちょっとジャンクな部類の位置づけ。なんとなくですが、そのうちこの部分から電子書籍に置き換わっていくような気がします。それは、コンビニマンガが電子書籍に、という意味ではなくて、本を読む人にとっての、「ジャンクな部類」に分類されるものから、という意味で。私にとってそれが、コンビニマンガ。他の人にとっては、文庫かもしれないし、新書かもしれない。あるいは雑誌かもしれない。

省スペース性を第一に電子書籍の利点として挙げる人なら、ハードカバーこそ、まず電子書籍に置き換えていきたいところかもしれないけど、今のところは、なんとなく、ハードカバーでも「じっくり読みたい本」は、紙が選ばれる気がします。じっくり読んで、さらに繰り返し読みたかったり、常に手元に置いておきたいくらいの本になると今度は、紙に加えて電子書籍でも、と。そうなるような。好きな本は、電子端末の中だけでなくて、本棚にも欲しいですもん。......本好きだからそう思うだけですか?

koboでコミックを買いまくってる森さんにも聞いてみよっと。

◎──電子書籍

私は周りから、新しい物好き、ガジェット好きと思われているんですが、実際にはまったくそんなことなくて、電子書籍リーダーも未だに持っていません。タブレットも、濱村さんのお下がりiPadを時々使うくらいで、iPad miniはまだ触ったこともありません。Kindleとkoboは、触らせてもらったことだけあるんですが、読むにはイーインクの方がやっぱ読みやすいですね。

マンガの場合、カラーページもモノクロになるのが難点で悩むところですけど、「ジャンク」ならそれも気にならないし、いいかもです。自分の部屋も、会社のロッカーも、コンビニマンガで溢れてきてるので、そろそろ電子書籍の導入を検討する時が近づいているのかも......。

仮に導入したところで、買った本を捨てられない性分なので、現状から減りはしないんですけれど。(笑)

◎──うってかわって選挙の話

問1.「うってかわって」を使った文を書きなさい。
答.「彼は麻薬をうってかわってしまった。」

すいません、見出し書いたら、このネタ思い出したのでつい。

気を取り直して、選挙の話。といっても「投票行こうぜ!」って言いたいだけです。普通の人にとって、誰に投票したらいいのか非常に悩ましいと思います。消去法で絞っていったら誰も残らなかったり。それでも行きましょう。誰かに票を投じましょう。ギリギリ一番マシかもしれないとでも思える相手に。

世の中、誰に投票するかを悩まない人が結構います。誰がどうこうでなくて、勝たせたい政党がはっきりとある人たちが。組合やら信仰やらと繋がってて、自動的に投票する先が決まってたり。ぱっと思い当たる政党が2〜3はあると思いますけど、どこの政党にもそういう固定票はあります。

今みなさんが投票先を悩んでいるとすれば、その票はいわゆる浮動票ってやつです。「誰に入れても同じじゃないか」ってよく言われたり、実際にそうだと思わないこともないですが、あなたのその浮動票の行き先は結構大事です。

誰に入れても同じだから選挙なんて行かない、とか、白紙で投じる、となると、選挙の結果は自動的に、固定票の重みがでかくなります。要するに、直接的に利害があって投票行動を行っている人の票で選挙が決まっていくわけですよ。

少なくともその「利害」は、選挙に行かなかった人の利害とは関係ないもので、もしかしたら一致するかもしれないし、しないかもしれない。いずれにしても、浮動票のことを気にする必要がなければ、候補者は分かりやすい支持者にだけ語りかければいいし、当選後は支持者にだけ受けるように動けばいい。浮動票を持ってる人のことは選挙前も選挙後も、考えなくていい。投票率が低いって、そういう状態です。

その一票を誰に投じるかももちろん大事ですが、まずそれ以前に、「その一票が、誰かに投じられるものであること」が大事なんです。それだけで、無視できなくなるので。

だから迷ってる人も、政治にあまり興味ない人も、みんな投票に行きましょう。期日前投票も、もう受付されています。とりあえず投票しましょう。よく考え、きれい事だけ並べてたり、胡散臭そうな候補は避けて、少しでもマシな相手に。少しでもマシな明日のために。

ぶっちゃけ今の選挙で政治が良い方向に変わるとは思えないですが、悪い方へ転がる速度は多少抑制できるんじゃないかとは思ってるので、ただの時間稼ぎに過ぎなくても、とりあえず、投票行こうぜ!

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
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