●「rinkak 3Dプリントデザインコンテスト」
締切が2月2日(月)まで延びました。僕も3Dプリント作品のショップを出してる「デジタルものづくりサービス rinkak」が、3Dプリント作品の国際コンテストの作品募集をしています。
< https://www.rinkak.com/contest/3d-printing-design-contest/2014/1
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●巨大液晶タブレット WACOM Cintiq 27QHD
「大きいことはいいことなのか!?:ワコムの最新液晶ペンタブ「Cintiq 27QHD」を漫画家が使う」ITmedia PC USER
< http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1501/06/news041.html
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大きいの求めてるのは誰なの? 巨漢アメリカ人? 27インチ液タブってパネルやツールまで何10センチも腕を動かさなきゃならないんだぞ? 22インチでほとほと疲れて手放したのに。
デカいのが好きな人用に27インチCintiqを作るのはぜんぜんかまいません。が、22インチがデカすぎ、13インチが小さすぎる僕的には、17インチを優先して作っていただきたい!
っていうか、優先順位が間違ってる気がする。Cintiqの13インチ・22インチ・24インチをSMLサイズ的に言えば、S・L・LLでしょ? これらに27インチのXLを加えた感じ。Mサイズはどうした〜〜?
PainterやZBrushでイラストを量産してた頃に使っていたのは、昔のCintiqの17インチでした。ドライバが特殊で、他のペンタブとの共存が面倒という欠点はあったけど。15インチのCintiqやDTI-520も好きなサイズだったけど、画面解像度が低すぎて使いづらかった。17インチでフルHD(1080i)サイズが理想。
ところで、僕的には従来の「液晶タブレット」としては広すぎて使い勝手が悪いんじゃないかと思うけど、マイクロソフトが提示してた「テーブル型ディスプレイ」として捉えると、いいかも。
画面全体をひとつのアプリで使うんじゃなく、テーブルに置いた複数の書類やノートや紙を扱う感じに、マルチタッチで自由自在に動かして使う。キーボードは画面の中。周囲に資料やノートやいろいろ置いて、中央で作業する、的な。
この画面解像度(2560x1440)なら十分イケるかも。その場合、メニューが画面上にしかないMacは不利。ウインドウにそれぞれメニューがあるWindowsなら大丈夫。
●新型オールインワン13インチ液タブ WACOM Cintiq Companion
「ワコム、Haswell搭載のWindowsペンタブレット「Cintiq Companion 2」〜13.3型WQHD液晶を搭載、Iris Graphicsも ─ PC Watch 」
< http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150106_682451.html
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うぐぐ。画面解像度はすでに十分すぎるから、画面サイズをせめて15インチにしてくれ〜! 他パソコンに繋いで液晶タブレットとして使えるようになったのはいいけど。
●液タブ断ち
などなど液晶タブレットについてあれこれ書きつつ......。僕的にはスマホネックで首が痛くなるため、液タブ断ちして3か月。腰を据えて板タブで作業してきたせいか、紙並みに描けるようになってきたよん。紙より描きやすいとは言わないけど、ほぼ同等。
新Cintiq Companionの使い勝手について気になってしょうがなくなり、封印してたCintiq Companion Hyblidを出してきた。やはり板タブのほうがいいと確認してまた片づける。何回目だ?
もう、「液タブ使いたい!」が盛り上がったときに、板タブのほうがいいことを確認すしてクールダウンするためだけに液タブずっと持ってるのもアリだな。
●ガラパゴス日本バンザイ
『「ベイマックス」が天才不在のチーム体勢でもって日本のコンテンツを元ネタにした上で完全に越えてしまった』みたいな記事についてのFacebookエントリーがありました。そこに書いたコメントが以前「パクリに寛容になりました」の補足みたいになったのでふくらませてみました。
< https://bn.dgcr.com/archives/20130227140200.html
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日本のマンガやアニメその他の文化って、日本の閉じた市場で過当競争やって発酵・熟成して出来てきたガラパゴスもの。世界中に「安い子供向けコンテンツ」として浸透していた下地はあったとはいえ、アメリカのコンテンツ産業が「再発見」してみたら、ものすごくおもしろく使える要素満載だった! ってことだと思う。
最初から世界市場を目指して今までのような熟成が可能かどうかといえば、無理だろうなあ。国家戦略としてコンテンツの輸出に意欲的な韓国は、国内の市場だけではペイしないので世界を市場とするしかないけど、日本だと内需だけで成立できちゃう。それがガラパゴスの原因なわけだけど、今まではそれで熟成できてきた。人口減でそれは通用しなくなるかもだけど。
どこの国のコンテンツも、国内の競争の勝者の一部が海外に出て、我々が目にするのはそういうもの。日本のコンテンツもたぶんそういう形で海外に出てる。最初から海外市場を狙って企画したものが、目論見通りに大成功した話ってあんまり聞いたことない。成功したように見えるものもあるけど、そう装った宣伝戦略だったりする。
そういう意味で、国内で勝ち抜き戦を通過してないコンテンツが海外で通用するかといえば、たぶんムリ。まず国内戦をがんばろう。とか言って、僕自身、国内競争をすっとばした「逆輸入」にあこがれたあげく海外の仕事をやってるわけですがw
浮世絵はパースとか西洋の絵の影響受けてるらしいし、ジャポニスムは西洋のアートに影響与えたし、日本のマンガアニメの元ネタは西洋から来てるわけだし。それが町山智浩さん言うところの「キャッチボール」。今、ものすごい剛速球がいくつも投げ返されたところなんで、こんどはこっちの番。
手塚治虫はキャッチ一回分を一人でやったんだよなあ。あと、ボールを受け取ったら長期間、外部の誰にも見せずに発酵させてから投げ返すのが効果的w
「ベイマックス」、この原稿を送った後に見に行く予定。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
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シネマLEDディスプレイの掃除をしてて、てっぺんの真ん中にポツンとしつこい汚れがあるのをごしごし一生懸命拭いてて、よく見たら、マイク穴だったーー! Skypeするときのカメラが正面にあるのは知ってたけど、マイクの位置は謎でした。
< http://bit.ly/1sgiZHW
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・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
< https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
>
・ハイウェイ島の大冒険 < http://kids.e-nexco.co.jp
>
・INTER-CULTUREさんの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63
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