まにまにころころ[123]番外編 まにフェスP5レポートみたいなもの
── 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito ──

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コロこと川合です。木曜日のみなさんこんにちわん。いつもは月曜日に隔週で歴史の話とか中国古典の話とか、なぜかデジタルでもクリエイティブでもない話を書いているのですが、今日は出張版。

先週土曜日に、弊社主催で開催した、デジタルでクリエイティブなイベント「まにまにフェスティバルP5」についてご報告です。




◎──「まにまにフェスティバル(まにフェス)」とは

まにフェスとは、という説明から入って文字数稼いでみようかと思ったものの、今さら長々と書いても意味ないですよね……そもそも私のデジクリデビューが、まにフェスの告知だったような気がします。うろ覚えですけど、たぶん。

まにフェス、ひと言でいえば、展示とセミナーのイベントです。弊社が主にWeb制作をしている会社なので、Webを中心に、広く周辺の分野もまるっと巻き込んで、分野横断的に開催しています。

私が気が向いたときに開催する不定期なイベントで、先日ので5回目でした。

http://m2college.net/fes5/


一昨日のデジクリで、森和恵さんも登壇レポートを書いてくださっていますが、デジクリ執筆陣では関口浩之さんにも登壇いただきました。

関口さんは今日、担当かな? 過去の執筆陣では、若林さんにはCorderDojo Japanとしてブースを出展していただきました。ああ、あとデスクの濱村さんは受付嬢で。


◎──終わっての感想

「終わったーーーーーーー!」

毎回そうなんですが、もう、このひと言に尽きます。

一日だけのイベントですが、朝から晩までずっとやってるので、主催者も登壇者も参加者も疲労困憊。(笑)

私もちょいちょい休憩はさみますし、登壇されるかたも出番以外は展示見たり、交流したり、おそ松さんのイベントに出かけたり、ゆったりのんびりした進行なんですが、なんせ長い。

おまけに、会場リミットいっぱいいっぱいに企画を詰め込んでるものだから、最後は超ダッシュで片付けて撤収、というハードさ。

事務処理などなど後片付けがまだ残ってるんですが、心身のダメージも、まだ残っています。

まあ私は自分が言い出してやってることなんで仕方ないですが、お付き合いいただいた関係者のみなさんや、来場されたみなさんには本当に感謝しています。

楽しんでいってもらえたのか、ドキドキしながら、ちょいちょいエゴサーチし
ています。(笑)


◎──どんどん多様化する「まにフェス」

5回目ということで、準備しながら過去の4回も振り返ったりしてみたのですが、内容がどんどん多様化しています。

今回は約2年ぶりということもあって、新たにAIやIoTといったキーワードも出てきました。ウェアラブルやVRは前回もあったんですけどね。

デザイン方面でも「インクルーシブデザイン」なんて、2年前は聞いたことなかった言葉が出てきたり。

インクルーシブデザインもそうですが、「デザイン」って言葉自体も使われ方が変わってきていますよね。

以前だと、デザインと言えばだいたいがビジュアルデザインを指していたのに、最近ではプロセスも含めた設計そのものをフィーチャーしてる感じに。デザイン思考、とか、ビジネス分野でも「デザイン」がフォーカスされたり。

まにフェスって、そもそもの発端が、自分の専門分野の周辺にも目を向けて、知識や人の交流をはかろうって意図で始めたイベントなので、多様化や新分野の登場は大歓迎なんです。

「すぐ近くなのに知らない分野」にふれ合うことで、自分の専門分野に広がりができたり、刺激になったり、発見があったりしたらいいなーって、そう思ってやってるイベントなので。

だいたいイベントやセミナーって、分野ごとに縦割りじゃないですか。だから、自分の関係する分野のものにしか普通は参加しないし。

でも一緒にやってたら、ついでにでも見聞きするでしょって、見てよ、聞いてよって、そんなお節介な意図でやってるイベントが、まにフェスです。


◎──正直しんどい

好きでやっといて、しかも多くの人を巻き込んで、何言ってるんだって叱られそうですけど、手作りでイベントやるのって正直しんどいです。(笑)

毎回、終わるたび、いや開催が迫るたびに、もう二度とやらないでおこうって思うんですが、なんだかんだで5回もやっちゃいました。

きれい事を言えば、やると喜んでくれる人がいるから、とか、やって欲しいと言ってくれる人がいるから、とか、そんなこと言っちゃったりするんですが、実際はもっともっと個人的な動機でやってたりします。

恩返し、というのがいちばん近い。いつの間にかいい年になっちゃいましたが、自分が今までどうにかこうにかやってこれたのって、これまで色んな先輩方がやってこられた、手作りイベントから受けた刺激によるところが、とても大きくて。

Web、IT、コンテンツ分野って、他の業界に比べてユーザーレベルでの勉強会やイベントが多いですよね。

参加する側だったり、運営を手伝う側だったり、今まであれこれそういったイベント事に触れてきて、色んな知識や人に出会ってきて、そんなこんなの集大成で今の自分があるって感じがとても強くて。

それらの出会いのせいで、人生踏み外してきた感じも若干ありますけど。(笑)

全部ひっくるめて、今の自分があるのは、そんな出会いのおかげ、そういった場を作ってきてくれた先輩たちのおかげって思ったら、その恩を返すためには、今度は自分が場を作る側になるしかないじゃないですか。

いや、他にもあるとは思いますよ。すっごい稼いで、協賛しまくるとか。でもできないしっ。できることが、イベント作ることくらいだったんで、イベントやってます。

具体的に挙げれば、JAWACON主宰されたルンパロさん、FPS笠居さん、まつむらさん、CSS Nite鷹野さん、まにフェスにも出展いただいた大阪DTPの勉強部屋の宮地さん、大石さん。日刊デジクリ柴田さん&濱村さんもそう。

毎年秋に大阪で行われていて、今年も11月10日11日に開催するオープンソースとコミュニティの祭典で、私もステージ司会を担当予定のKOF中野秀男先生もそう。

ちょっと宣伝入っちゃいましたが、他にも、直接関わっていないものも含めて色んなイベントをやってこられた大先輩方への個人的でささやかな恩返しが、イベント主催の主たる動機です。

動機は金儲けって言えるくらいに、これがなんかビジネスになればそれはそれで全然構わないし、ウェルカムなんですけどね!

ただそうなると、ちょっと雰囲気が違っちゃいそうで、難しいところ。リッチなイベントで行き届いたおもてなし、ってのもいいんですけど、それはまあ、とりあえず大きな企業さんに任せます。

それを任されるような、大きな企業側になってみたい欲も持っていたいですけど、それは、「かぷっと」じゃないし、「まにま」にじゃないなーという。

あるがまま、なすがまま、流れのままに自然体なのが、まにまにってことで。


◎──次回はいつやるの?

P6ですか? 後片付けも終わってないのに、考えたくもありません……でも今回、不思議となんか今まで以上に「やってよかった感」をちょっと感じているので、たぶんまたそのうちやっちゃうと思います。

あと、できれば、イベントを作ってみたいって人にもどんどん出てきて欲しいと思ってますので、やってみるのも面白そうって思われた方はご連絡ください。

ノウハウってほどのものは何もないですが、まにフェスでよければ作り方でもなんでもお伝えしますので。


◎──今回はここまで

以上、レポートというか、開催したよ終わったよって報告でした。次回はまた月曜日、いつもの「まにころ」をお届けします。孫子の話です。(笑)


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表

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http://manikabe.net/


「まにフェスの作り方」ってセミナー、開催しようかなと検討中。で、いっそ誰かに看板ごと渡してしまって、参加者になりたい……。